三溪園とは?
三溪園(さんけいえん)は、横浜市中区本牧に位置する広大な日本庭園です。
面積は約17.5ヘクタールと広く、四季折々の自然美が楽しめるだけでなく、日本各地から移築された歴史的建造物が点在しています。
庭園は、実業家であり美術品収集家でもあった原富太郎(号:三溪)によって造られました。
原三溪は岐阜県出身で、横浜の生糸貿易で財を成した人物です。
日本の伝統文化を後世に伝えたいという思いのもと、各地から歴史的建造物を移築し、この庭園を整備しました。
国内外の訪問者に日本庭園の魅力を体感させてくれる場所となっています。

アクセス方法と交通情報
電車とバスでのアクセス
- 横浜駅から:横浜駅東口2番バス乗り場から横浜市営バス8・148系統で約35分、「三溪園入口」下車、徒歩約5分。
- JR根岸駅から:1番バス乗り場から市バス58・99・101系統で約10分、「本牧」下車、徒歩約10分。
- みなとみらい線・元町中華街駅から:4番出口そばの「山下町」バス停から市バス8・148系統で約15分。
車でのアクセス
首都高速湾岸線「本牧ふ頭出入口」から約5分です。
駐車場も完備されていますが、桜や紅葉の季節など週末・祝日は混雑するため公共交通機関の利用がおすすめです。

三溪園の見どころ
内苑と外苑
三溪園は大きく2つのエリアに分かれています。
- 外苑:正門を入ってすぐのエリアで、大池を中心とした池泉回遊式庭園が広がります。春の桜、秋の紅葉が楽しめるスポットです。旧燈明寺三重塔や旧矢箆原家住宅などの建造物も見どころです。
- 内苑:原三溪の私邸エリアとして造られた空間で、臨春閣や聴秋閣など歴史的価値の高い建築物が集まっています。建物内部の特別公開は期間限定で行われる場合があります。
歴史的建造物
園内には歴史的建造物が点在しています。
- 旧燈明寺三重塔:燈明寺から移築された室町時代の塔で、三溪園のシンボル的存在です。
- 臨春閣:紀州徳川家ゆかりの数寄屋風書院建築で、国の重要文化財に指定されています。繊細な意匠が見どころです。
四季折々の風景
- 春(2月〜4月):梅に始まり、桜が園内を華やかに彩ります。
- 夏(6月〜8月):新緑と涼しげな池が特徴的。6月にはハナショウブやアジサイ、夏季にはハスの花も楽しめます。
- 秋(11月中旬〜12月上旬):紅葉とともに庭園が彩られ、夕暮れ時が美しいです。夜間ライトアップが行われる場合もあります。
- 冬(12月〜1月):静寂と趣を感じられます。正月には新年行事が催される場合があります。

三溪園で楽しむ特別な体験
抹茶と日本庭園
園内の茶店「望塔亭」では、三重塔を眺めながら抹茶と和菓子をいただけます。
日本の伝統文化を身近に感じられる特別なひとときです。
季節のイベント
三溪園では一年を通してさまざまなイベントが開催されます。
- 春の桜ライトアップ(3月下旬〜4月上旬)
- 夏のハスの早朝観蓮会(7月〜8月)
- 秋の観月会(中秋の名月にあわせて開催)
- 秋の紅葉ライトアップ(11月下旬〜12月上旬)
- 冬の新年行事(1月1日〜3日)
写真撮影スポット
庭園内には、美しい景観をバックに撮影できるスポットが多数あります。
特に大池越しに見る三重塔や、内苑の臨春閣と池の構図は人気です。
結婚式の前撮り撮影にも利用されるほど、絵になるスポットが豊富です。

旅行者向けの便利情報
営業時間と料金
- 営業時間:9:00~17:00(最終入園16:30)
- 入園料:大人(高校生以上)900円、子ども(小中学生)200円。横浜市内在住65歳以上は700円(要証明書)。
- 休園日:12月26日~31日
散策の所要時間
園内をひと通り巡るには約1時間半〜2時間が目安です。
茶店での休憩やイベント鑑賞を含めると、半日程度ゆったりと過ごすのがおすすめです。
おすすめの宿泊施設
- インターコンチネンタル横浜Pier 8:みなとみらいエリアにあり、三溪園への移動も便利な高級ホテル。
- 桜木町のビジネスホテル:手頃な価格で快適な滞在が可能です。
言語対応・便利な設備
英語、中国語、韓国語の案内板が園内各所に設置されています。
正門入口で多言語のパンフレットが入手可能です。
園内にはトイレ・ベンチ・自動販売機が点在しており、ゆっくりと散策できます。
まとめ
三溪園は、日本の伝統美と歴史を存分に感じられる横浜屈指の観光地です。
横浜の中心部からバスで約35分とアクセスも良く、自然の中で静かな時間を過ごしたい方に最適な場所です。
四季折々に表情を変える庭園と、全国から集められた歴史的建造物の共演をぜひお楽しみください。