京都丹後鉄道(丹鉄)とは?
京都丹後鉄道(きょうとたんごてつどう)は、WILLER TRAINS株式会社が運行する、京都府北部の丹波・丹後地域と兵庫県北東部の但馬地域を結ぶローカル鉄道です。
愛称は「丹鉄(たんてつ)」で、福知山駅と宮津駅を結ぶ「宮福線」、宮津駅と西舞鶴駅を結ぶ「宮舞線」、宮津駅から天橋立駅を経由して豊岡駅へ至る「宮豊線」の3路線で構成されています。
京都市内とは異なる日本海側の雄大な自然と歴史に触れられる、観光客にとって絶好の移動手段です。
日本三景の一つ・天橋立へのアクセス路線としても広く知られており、京都駅からJR特急「はしだて」で直通アクセスも可能です。
魅力的な観光列車
京都丹後鉄道には「丹後くろまつ号」「丹後あかまつ号」「丹後あおまつ号」の3種類の観光列車が運行されています。
「丹後くろまつ号」は"走るダイニングルーム"がコンセプトで、食事付きプランなどは事前予約が必要です。
「丹後あかまつ号」はカフェスタイルの列車で、運行内容により事前予約や整理券が必要な場合があります。
「丹後あおまつ号」は木材を基調とした温かみのある内装が特徴の列車で、予約不要で乗車しやすいのが魅力です。
由良川橋梁や奈具海岸など、海と川の景観が車窓の見どころとして知られます。

主要スポットと観光地
1. 天橋立|日本三景の絶景
天橋立は、日本三景の一つとして知られる京都府北部を代表する景勝地で、京都丹後鉄道の旅のハイライトです。
宮津湾に架かる全長約3.6kmの砂州には約6,700本の松が生い茂り、その姿は「天に架かる橋」ともたとえられます。
天橋立ビューランドから股の間からのぞく「股のぞき」の景色は、「飛龍観」と呼ばれます。
最寄り駅は京都丹後鉄道の天橋立駅で、駅から天橋立の松並木までは徒歩数分です。
2. 伊根の舟屋|海と暮らす漁師町
伊根町の「舟屋(ふなや)」は、海に面した独特の家屋で、1階部分が船のガレージ、2階が居住スペースになっている建造物群です。
約230軒の舟屋が伊根湾に沿って立ち並ぶ風景は、2005年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
静かな海辺の村で、遊覧船に乗って海上から舟屋群を眺めたり、舟屋を改装したカフェでのんびり過ごしたりと、穏やかなひとときを楽しめます。
アクセスは天橋立駅から丹海バスで約1時間です。
3. 久美浜湾|穏やかな入り江の自然体験
久美浜湾は、小天橋(しょうてんきょう)と呼ばれる砂州によって日本海と隔てられた穏やかな潟湖です。
カヤックや釣り、サイクリングなどのアクティビティが楽しめるほか、湾を一望できる「かぶと山展望台」からの眺望も人気です。
地元名産の久美浜牡蠣など、季節の味覚を楽しめるエリアとしても知られています。
京都丹後鉄道の久美浜駅が最寄りで、駅周辺にはレンタサイクルも用意されています。
4. 夕日ヶ浦温泉|日本海に沈む絶景の夕日
夕日ヶ浦温泉は、日本海に沈む美しい夕日を眺めながら温泉を楽しむことができる京丹後市を代表する温泉地です。
夕日ヶ浦海岸には、ブランコ型のフォトスポットが設置される時期もあります。
冬の時期は松葉ガニ(ズワイガニ)料理が名物で、温泉旅館で蟹フルコースを堪能する贅沢な旅が楽しめます。
京都丹後鉄道の夕日ヶ浦木津温泉駅が最寄り駅で、各温泉旅館への送迎が用意されている場合もあります。

京都丹後鉄道を利用する際の旅のコツ
列車の運行スケジュールに注意
京都丹後鉄道はローカル鉄道であり、区間や時間帯によって本数が限られます。
1時間に1本程度の時間帯もあるため、事前に公式サイトや時刻表で確認しておきましょう。
また、京都駅から天橋立駅へはJR特急「はしだて」で約2時間前後でアクセスできます。
観光列車の予約方法
丹後くろまつ号や丹後あかまつ号は、プランや運行日によって事前予約が必要な場合があります。
人気が高いため、特に週末や繁忙期は早めの確認をおすすめします。
丹後あおまつ号は予約不要で利用しやすく、気軽に楽しめます。
お得なフリーパスを活用
京都丹後鉄道では、全線乗り放題のフリーパスや沿線の観光施設と組み合わせたお得な企画乗車券が販売されています。
途中下車して地元の小さな集落や絶景スポットを巡るなら、フリーパスの活用がおすすめです。
特に由良川橋梁付近の海沿いの風景は絶景で、写真撮影にもぴったりです。

まとめ
京都丹後鉄道は、京都市内とは一味違った、日本海側の雄大な自然と歴史ある集落を満喫できるローカル鉄道です。
天橋立や伊根の舟屋といった景勝地だけでなく、地元の温泉や冬の松葉ガニなど、四季折々の楽しみが豊富に揃っています。
3種類の観光列車は、移動そのものを旅の目的にできる体験として人気です。
京都北部・丹後地域の美しさを存分に楽しむなら、京都丹後鉄道での鉄道旅がおすすめです。
