広島・厳島神社とは?
**厳島神社(いつくしまじんじゃ)**は、広島県廿日市市の宮島に位置する、日本を代表する神社の一つです。
海に浮かぶように建つ朱色の社殿と大鳥居は、神秘的な美しさを誇り、ユネスコ世界文化遺産に登録されています。
「日本三景」の一つにも数えられるこの場所は、歴史的・文化的な価値が高く、海外からの観光客にも非常に人気があります。
この記事では、厳島神社の魅力や見どころ、訪れる際に役立つ情報を詳しくご紹介します。
厳島神社の見どころ
1. 海に浮かぶ大鳥居
厳島神社の象徴ともいえるのが、海に立つ大鳥居です。
高さ16メートル、重さ約60トンの巨大な木製の鳥居は、潮の満ち引きによって異なる表情を見せます。
- 満潮時:鳥居が海に浮かんでいるかのような神秘的な光景が広がります。
- 干潮時:大鳥居まで歩いて近づくことができ、その迫力を間近で感じることができます。
大鳥居は厳島神社と海を繋ぐ象徴であり、訪れる人々に深い印象を残します。
2. 美しい社殿と回廊
厳島神社の社殿は、平安時代の寝殿造りを基に建てられており、海上に建つ回廊が特徴です。
朱色に塗られた回廊が海面に映える姿は非常に美しく、まさに「海の上の神殿」のようです。
満潮時には社殿の柱が海水に浸かり、神秘的な雰囲気を漂わせます。
歴史を感じる建築美をじっくり堪能してください。
3. 国宝と重要文化財
厳島神社には、多くの国宝や重要文化財が保存されています。
- 本殿:見事な木造建築が特徴の拝殿と本殿。
- 平舞台:日本最古の能舞台の一つで、優雅な舞を披露する舞楽が開催されることもあります。
これらの建物や施設は、長い歴史を経て今に伝わる貴重な文化遺産です。
4. 弥山(みせん)登山と絶景
宮島の中心には標高535メートルの弥山があり、山頂からは瀬戸内海の絶景を一望できます。
ロープウェイを利用して山頂近くまで行くことができ、そこから徒歩約30分で登頂できます。
頂上では、歴史的な霊火堂や巨岩群、絶景が広がる展望台が見どころです。
5. 鹿との出会い
宮島には鹿が放し飼いにされており、神の使いとして親しまれています。
人懐っこい鹿たちが観光客を迎えてくれるため、歩きながら鹿との触れ合いも楽しめます。
厳島神社周辺の楽しみ方
食べ歩きグルメ
厳島神社周辺には、宮島ならではの美味しいグルメが揃っています。
- あなご飯:地元名物の穴子をふっくらと焼き上げ、ご飯にのせた一品。
- もみじ饅頭:紅葉の形をした甘いお饅頭。揚げもみじも人気です。
- 牡蠣料理:広島名産の牡蠣を焼き牡蠣や牡蠣フライで堪能できます。
伝統工芸品のお土産
宮島では、木彫りのしゃもじが名産品として知られています。
手作りの工芸品や厳島神社の御守りもお土産として人気です。
厳島神社へのアクセス
電車とフェリーでのアクセス
- JR広島駅からJR山陽本線に乗り、「宮島口駅」で下車(約30分)。
- 「宮島口桟橋」からフェリーに乗船し、宮島まで約10分。
車でのアクセス
- 山陽自動車道「廿日市IC」または「大野IC」から約15分で「宮島口桟橋」に到着します。
- フェリーに車を乗せることも可能ですが、宮島内の観光は徒歩がおすすめです。
旅行者向けの便利な情報
営業時間と拝観料
- 営業時間:6:30〜18:00(季節によって変動あり)
- 拝観料:大人300円 / 高校生200円 / 小中学生100円
ベストシーズン
厳島神社は一年を通じて美しい景色が楽しめますが、特におすすめの季節は以下の通りです:
- 春:桜が咲き誇り、社殿と桜の美しいコラボレーションが見られます。
- 秋:紅葉が宮島全体を彩り、朱色の社殿と見事な調和を見せます。
よくある質問(FAQ)
Q. 大鳥居にはいつ近づけますか?
A. 干潮時には大鳥居の下まで歩いて行くことができます。事前に潮位表を確認して訪れましょう。
Q. 厳島神社はどれくらいの時間で回れますか?
A. 厳島神社自体は1時間程度で見学できますが、周辺の観光やグルメを含めると半日から1日滞在するのがおすすめです。
Q. 英語の案内はありますか?
A. 厳島神社や宮島の観光案内所では、英語のパンフレットや案内板が用意されています。
まとめ
厳島神社は、歴史的価値と自然の美しさが融合した、日本を代表する観光スポットです。
海に浮かぶ大鳥居や美しい社殿、そして季節ごとに表情を変える景色は、訪れる人々を魅了し続けています。
広島を訪れた際には、ぜひ宮島の厳島神社を巡り、その神秘的な美しさと文化に触れてください。
日本の伝統と平和の象徴ともいえるこの場所で、特別な旅の思い出を作ってみてはいかがでしょうか?