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招き猫とは?意味・由来・右手左手の違いと色の縁起を徹底解説

招き猫とは?意味・由来・右手左手の違いと色の縁起を徹底解説

招き猫は、日本で親しまれてきた縁起物のひとつです。この記事では、招き猫の基本的な意味、上げている手や色の違い、旅先での見方や選び方を、日本文化に興味がある人にもわかりやすく紹介します

ひと目でわかるポイント

一言でわかる魅力

江戸時代発祥の縁起物・招き猫は、商売繁盛や金運・良縁を招く日本の定番モチーフ。意味や由来、右手左手・色の違いがひと目で分かる

右手と左手の違い

右手は福・金運を招き、左手は人縁や客を招くとされる。両手上げは金運と人縁の両取りと解釈される一方、地域や作り手で見方が分かれる

色ごとのご利益

白=開運招福、黒=魔除け、赤=健康招福、金=金運、ピンク(桜色)=恋愛招福、青=安全招福、緑=合格招福など、色ごとに願意が分かれる

発祥ゆかりのスポット

招き猫発祥伝説の豪徳寺(世田谷)、縁結びで知られる今戸神社(浅草)、生産量日本一の常滑(愛知)など、招き猫ゆかりの名所が点在

アクセスの目安

豪徳寺は東急世田谷線「宮の坂駅」から徒歩約5分、今戸神社は各線「浅草駅」から徒歩約15分、常滑の招き猫スポットは名鉄「常滑駅」周辺から巡れる

素材と作風

陶器(常滑焼・瀬戸焼・九谷焼)、張子、漆器、ガラス、木彫りなど素材は多彩。常滑系はふくよかな二頭身と大きな目が特徴

お土産選びのコツ

手のひらサイズ(高さ5〜10cm)は1,000〜3,000円程度が目安。贈答には説明札付きが好適で、陶器は緩衝材入りの箱入りを選ぶと安心

※最新情報は公式発表または現地でご確認ください。

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招き猫とは?日本で親しまれる縁起物の基本

招き猫(まねきねこ)は、前足を上げて人を招くような姿をした、日本で親しまれる縁起物の置物です。

江戸時代に生まれたとされ、現在では商売繁盛や金運・良縁を願う縁起物として全国に広く親しまれています。

店先や玄関、土産店の棚、寺社の参道など、旅の途中で自然と目に入る日本らしいモチーフのひとつです。

猫はネズミを退治することから、養蚕(ようさん)や農村の暮らしと結びついて大切にされた面もあります。

見た目はかわいらしい一方で、「福を呼び込む」という具体的な願いが込められている点に、招き猫ならではのおもしろさがあります。

招き猫が訪日旅行者にも人気を集める理由

招き猫は、意味がわかりやすく、形にも親しみやすさがあります。

「Lucky Cat」や「Fortune Cat」として海外でも知られており、日本文化に詳しくなくても「幸運を願う置物」として直感的に理解しやすい点が、訪日旅行者からの人気の理由です。

目安として、1,000円前後の手のひらサイズから、数万円程度の陶器の大作まで価格帯も幅広く、予算に合わせて選べるのも魅力です。

置物としてだけではない広がり

招き猫の意匠は、置物だけでなく、キーホルダー、ステッカー、文具、Tシャツ、和雑貨、お菓子のパッケージなど、幅広いアイテムに使われています。

軽くて持ち運びやすく、価格も手頃な小物が多いため、旅の記念品やばらまき土産として選びやすいのも魅力です。

招き猫の意味は?右手と左手で異なる縁起の理由

招き猫を見ると、右手を上げているものと左手を上げているものがあります。

一般的には、上げている手によって込められる願いが異なると考えられており、目的に応じて選び分けるのが楽しみ方のひとつです。

右手を上げた招き猫|金運・財運を招く

右手を上げた招き猫は、福や金運(きんうん)を招くと説明されることが多い縁起物です。

右手を上げるものは、お金や財運を呼び込む意味で紹介されることがあります。

家庭の玄関やリビング、仕事場で金運アップを願いたいときの置物として選ばれます。

左手を上げた招き猫|人や客を招く

左手を上げた招き猫は、人との縁や客を招く意味で語られることが多いです。

由来には諸説がありますが、店舗や飲食店などでは「人を招く」意味と結びつけて紹介されることがあります。

商売繁盛や良縁を願うなら、左手を上げた招き猫が選ばれる傾向にあります。

両手を上げた招き猫もある

中には両手を上げた招き猫もあり、「金運と人縁の両方を招く」と紹介されることがあります。

ただし「両手を上げる=お手上げ(万歳)」を連想させるため縁起が悪いとする考え方もあり、意味づけは地域や作り手、商品によって説明が異なります。

現地では商品に添えられた案内や説明書きを読むと、より納得して選びやすくなります。

上げる手の高さにも意味がある

手の高さにも意味があるとされ、一般的に「手が耳より高い=遠くの福を呼ぶ」「耳より低い=身近な福を呼ぶ」と説明されることがあります。

飾る場所や願いに合わせて、高さの違いも比べてみると面白い発見があります。

招き猫の色の違いと意味|ご利益で選ぶ楽しみ方

招き猫は白だけでなく、黒、赤、金色、ピンク、青、緑など、さまざまな色があります。

色ごとに異なるご利益(縁起の意味)が込められていることが多く、見比べると旅先での楽しみがさらに広がります。

色ごとのご利益の一例

  • :開運招福・清浄を表し、定番として見かけやすい色です。
  • :魔除け・厄除けの意味で紹介されることが多く、江戸時代から「黒猫は福猫」とされてきました。
  • :健康長寿や病除けの願いを込めるものとして扱われます。古くは疱瘡(ほうそう)除けの色とされていました。
  • 金色:金運や繁栄を連想させる色として人気で、商売をする人に好まれます。
  • ピンク:恋愛成就や良縁を表す色として紹介され、贈り物として選ばれることがあります。
  • :学業成就や交通安全を願う色として用いられます。
  • :家内安全や合格祈願を表すとされます。

色の意味は商品や作家ごとに確認するのが安心

色の解釈は、店や作り手、地域によって説明が少し異なることがあります。

そのため、土産として選ぶときは、売り場の説明書きや作家の案内カードを確認してから選ぶと納得して購入できます。

英語の説明書きが付いた商品も増えてきており、海外の家族や友人への贈り物にも安心です。

招き猫の発祥地はどこ?東京・愛知の有名スポット

招き猫の発祥には諸説があり、江戸時代の伝承と結びつけて語られることが多いです。

代表的な説と現在も訪れることができる関連スポットを知っておくと、旅先での見方が一段と深まります。

豪徳寺(東京都世田谷区)|井伊家ゆかりの招福猫児

豪徳寺(ごうとくじ)は、彦根藩主・井伊直孝(いいなおたか)が鷹狩の帰りに猫の手招きで雷雨を避けたという伝説で知られる、招き猫ゆかりの寺院です。

境内の招猫殿(しょうびょうでん)には、参拝者が奉納した「招福猫児(まねきねこ)」が所狭しと並びます。

豪徳寺の招き猫はすべて右手を上げ、小判を持たないのが特徴です。

所在地は東京都世田谷区豪徳寺2-24-7、東急世田谷線「宮の坂駅」から徒歩約5分、小田急線「豪徳寺駅」から徒歩約15分でアクセスできます。

拝観時間は6:00〜17:00で、寺務所受付は8:00〜15:00です。

今戸神社(東京都台東区)|今戸焼の招き猫発祥地

今戸神社(いまどじんじゃ)は、今戸焼(いまどやき)や招き猫にゆかりがあるとされる神社です。

江戸時代後期、浅草に住む老婆が夢のお告げで愛猫の姿を人形にしたところ評判になったという伝承もあります。

縁結びの神社としても知られ、境内では招き猫の意匠を見かけます。

所在地は東京都台東区今戸1-5-22、各線「浅草駅」から徒歩約15分です。

社務所の受付時間は9:00〜16:00となっています。

常滑(愛知県)|日本一の招き猫生産地

愛知県常滑市(とこなめし)は、招き猫の生産量日本一を誇る焼き物のまちです。

名鉄「常滑駅」から徒歩約5分の「とこなめ招き猫通り」には、幅6.3m・高さ3.8mの巨大招き猫「とこにゃん」がコンクリート壁から顔をのぞかせ、地元作家による御利益陶製招き猫39体が並びます。

金運・健康・縁結びなど、ご利益ごとに表情の異なる招き猫を見比べながら歩けるユニークな観光スポットです。

旅先で招き猫を見るならどこに注目すると面白い?

招き猫は、観光地の土産店だけでなく、昔ながらの商店街、和雑貨店、寺社の参道、陶器市などでも見かけることがあります。

ただ眺めるだけでなく、細かな違いに注目すると、日本文化への理解が一段と深まります。

表情や持ち物を見る

招き猫の顔つきは、やさしい笑顔のもの、凛とした表情のもの、素朴で味わいのあるものなどさまざまです。

小判(こばん)、鈴、座布団、千両箱といった縁起物の飾りが添えられていることも多く、雰囲気の違いから好みを探せます。

小判には「千万両」と書かれているものもあり、デザインの細部に注目すると発見があります。

素材や作風を見る

招き猫の素材は、定番の陶器(常滑焼・瀬戸焼・九谷焼)、あたたかみのある張子(はりこ)、つやのある漆器、ガラス、木彫りなど多岐にわたります。

地域ごとの作風にも特徴があり、常滑系はふくよかな二頭身や大きな目が特徴として紹介されることがあります。

同じ招き猫でも、店や産地ごとに印象が変わるので、何軒か見比べるのがおすすめです。

招き猫をお土産に選ぶときのポイント

招き猫をお土産にするなら、見た目の好みだけでなく、どんな願いを込めたいかを考えると選びやすくなります。

意味を知ってから選ぶと、単なる飾りではなく、旅の思い出として印象が深まります。

自分用か贈り物かを考える

自分用なら、部屋になじむ色や大きさを選ぶと飾りやすいです。

手のひらサイズ(高さ5〜10cm程度)であれば1,000〜3,000円ほどで手に入り、スーツケースにも収まりやすくおすすめです。

贈り物なら、相手の好みに合う色や、わかりやすい意味を持つものを選ぶと喜ばれます。

説明のある商品を選ぶ

海外の家族や友人に渡す場合は、意味が書かれた札や英語の説明カードが付いたものだと伝えやすくなります。

日本の縁起物としての背景も一緒に共有でき、ストーリーのある贈り物になります。

持ち帰りやすさにも配慮を

陶器製の招き猫は割れやすいため、緩衝材入りの箱で販売されているか確認しましょう。

機内持ち込み手荷物にする場合は、手のひらサイズかつ箱入りのものが安心です。

招き猫を楽しむときに知っておきたい見方

招き猫には、ひとつの決まった正解だけがあるわけではありません。

地域差や商品ごとの考え方もあるため、細かな違いを見つけながら楽しむ姿勢が大切です。

一般的な意味として受け取る

手や色の意味は、広く知られている説明として理解すると、旅先でも混乱しにくくなります。

すべての招き猫に同じ意味が当てはまるとは限らないため、現地の説明を尊重するのがおすすめです。

9月29日は「招き猫の日」

9月29日は「招き猫の日」として、日本招猫倶楽部が1995年に制定した記念日です。

「来る(9)福(29)」の語呂合わせに由来し、愛知県瀬戸市や三重県伊勢市などでは「来る福招き猫まつり」が開催されることがあります。

この時期に旅行する人は、招き猫関連のイベントを訪れてみるのもおすすめです。

日本文化への入り口として楽しむ

招き猫は、日本の「願いを形にする文化」に触れやすい題材です。

大きな予備知識がなくても楽しめるので、初めて日本の縁起物に触れる人にも向いています。

まとめ|招き猫は意味を知ると旅先での見方が変わる

招き猫は、見た目のかわいらしさだけでなく、福や縁を願う気持ちが込められた日本で親しまれる縁起物です。

右手と左手の違い、色ごとの意味、地域ごとの作風の違いを知ることで、旅先で見かけたときの楽しみ方が大きく広がります。

土産として選ぶときは、意味を確認しながら、自分や贈る相手に合うものを探してみてください。

豪徳寺や今戸神社、常滑のように招き猫ゆかりの地を訪れれば、日本文化をやさしく身近に感じられる旅になるはずです。

よくある質問

A. 招き猫は、前足を上げて福や縁を招く姿で親しまれる日本の縁起物です。商売繁盛や良縁を願って店先や家庭に飾られ、英語ではLucky Catと呼ばれます。日本の招くしぐさは手のひらを下に向けるため、海外の人には違って見える点も話題になります。
A. 右手を上げた招き猫は金運、左手を上げたものは人や客を招くとされます。手の高さは遠くの福や身近な福を表すという見方もあります。自宅用なら人を招く左手、商売や仕事用なら右手という選び方をすると、土産選びの会話が広がります。
A. 招き猫の色は、白は開運、黒は魔除け、赤は健康、金色は金運の意味で語られます。ピンクは恋愛、青は学業や交通安全、緑は家内安全など、店や地域で説明が異なる場合もあります。意味札を一緒に撮っておくと、帰国後に贈る相手へ説明しやすくなります。
A. 招き猫の発祥地には諸説があり、東京の豪徳寺・今戸神社、愛知県常滑などが知られます。豪徳寺は井伊直孝と猫の伝承、今戸神社は今戸焼の伝承、常滑は陶製招き猫の産地として語られます。断定せず、土地ごとの物語として巡ると楽しみやすいテーマです。
A. 豪徳寺の招福猫児は、右手だけを上げ、小判を持たない白い姿が特徴です。公式案内では、福そのものではなく人との縁を招く存在として説明されています。奉納棚は混み合うため、撮影時は通路をふさがず短時間で譲り合うと落ち着いて見学できます。
A. 豪徳寺の招福猫児は、授与品として500円から7,000円まで用意されています。寺務所受付は8:00〜15:00で、拝観時間は6:00〜17:00です。大きさによって欠品する場合があるため、持ち帰る予定なら午前中に授与所へ立ち寄ると旅程を組みやすくなります。
A. 豪徳寺へは東急世田谷線「宮の坂駅」から徒歩約5分、小田急線「豪徳寺駅」から徒歩約10分が目安です。境内の拝観時間は6:00〜17:00、寺務所は8:00〜15:00です。豪徳寺駅周辺には猫モチーフが点在するため、駅から歩く時間も小さな散策になります。
A. 今戸神社では、境内の招き猫や縁結びにまつわる授与品が旅行者に親しまれています。祭神は夫婦神のイザナギ・イザナミで、社務受付は9:00〜16:00、来社は15:30までが案内されています。浅草観光と組み合わせると、短い移動で下町らしい信仰文化に触れられます。

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