日本旅行を楽しもう!

抱返り渓谷で楽しむ渓谷散策と自然の見どころ

抱返り渓谷で楽しむ渓谷散策と自然の見どころ

抱返り渓谷は、玉川中流に続く渓谷美と青い渓流、神の岩橋、回顧の滝が見どころの自然景勝地です。初めて訪れる人向けに、散策で見たい場所、歩く前の注意点、季節ごとの楽しみ方、アクセスの基本、現地で確認したい通行情報をわかりやすく整理します。 

ひと目でわかるポイント

一言でわかる魅力

秋田・抱返り渓谷は「東北の耶馬渓」と称される景勝地で、青い渓流と切り立った岸壁、吊り橋や滝を歩いて楽しめる

見どころ

県内最古の吊り橋「神の岩橋」、落差約30mの回顧の滝、抱返神社や巫女石などの奇岩、素掘りトンネル

アクセス

JR田沢湖駅から車で約20分、JR角館駅から車で約15分、最寄りはJR神代駅。デマンドバス「よぶのる角館」も利用可

所要の目安

抱返神社から回顧の滝まで片道約30分、往復1時間〜1時間30分程度の散策コース

ベストシーズン

新緑期は青い水と谷の深さが映え、紅葉は例年10月下旬〜11月上旬。「抱返り紅葉祭」が開かれ、ライトアップが行われる年もある

混雑と回り方

紅葉シーズンは特に混雑しやすく、早めの到着が安心。第1〜第3駐車場が利用可

注意点

遊歩道は岩肌や階段ありスニーカー推奨、クマ出没のため2人以上で行動、冬季は遊歩道・トイレ閉鎖で通行止めの場合あり

※最新情報は公式発表または現地でご確認ください。

秋田県の人気記事

抱返り渓谷とはどんな場所?

抱返り渓谷(だきがえりけいこく)は、秋田県仙北市にある渓谷景勝地で、新緑と紅葉の名所として知られています。

田沢湖と角館を流れる玉川中流に続く全長約10kmの渓谷で、田沢湖卒田から角館町広久内にかけて広がる田沢湖抱返り県立自然公園に指定されています。

「東北の耶馬渓」とも称され、独特の青い渓流と切り立った岸壁の景観が特徴です。

名前の由来も、この場所らしい印象を残します。

かつては人がすれ違うとき、互いに抱きかかえるように身を返さなければ通れないほど、狭く険しい山道だったことから「抱返り」と呼ばれるようになったと伝えられています。

抱返り渓谷の魅力と渓谷散策の楽しみ方

抱返り渓谷の魅力は、切り立った岸壁と青く見える渓流、その間をたどる散策路が一体になっていることです。

渓流は独特の青さを見せ、ほかの渓谷では味わいにくい色彩の景観が広がります。

大きな観光施設を巡る場所というより、歩きながら景色の変化を味わうスポットとして考えると、現地の良さがつかみやすくなります。

渓谷の散策は飯村少年碑まで通行可能で、その間にさまざまな見どころが続きます。

ただ歩いて終わるのではなく、橋、滝、奇岩、神社を順に見ながら進めるのが、この場所の楽しみ方です。

抱返り渓谷で見たい主要な見どころ

神の岩橋から見る渓谷の景色

渓谷入口に架かる「神の岩橋」は、抱返り渓谷を代表する景色のひとつです。

全長80mの吊り橋で、大正15年(1926年)にできた県内で最も古い歴史を持つ吊り橋と紹介されています。

橋の名は、旧神代村と旧白岩村から一字ずつとって名付けられたと伝えられています。

橋の上では、谷の深さや水の色、両岸の木々の広がりを一度に見られます。

最初にここで立ち止まると、これから先の散策の雰囲気がつかみやすくなります。

回顧の滝は渓谷散策の中心になる見どころ

抱返り渓谷で特に名前を覚えておきたいのが、回顧(みかえり)の滝です。

渓谷を散策して最後の素掘りトンネルを抜けると滝が現れ、落差はおよそ30メートルです。

「何度も振り返って見たくなるほど美しい」ことが名の由来とされており、抱返り渓谷を紹介するうえで外せない存在です。

入口側の抱返神社から回顧の滝までは、片道約1.5km、徒歩30分前後の目安が示されています。

道はアップダウンが少ないため、ハイキング初心者でも歩きやすいコースです。

抱返神社や奇岩にも目を向けたい

入口近くの抱返神社は、老杉に囲まれた神社です。

歩き始める前に静かな空気を感じられる場所で、渓谷散策への切り替えにも向いています。

また、巫女石や茣蓙の石などの奇岩も見どころです。

滝だけを目当てに急がず、足を止めながら景観全体を見ると、抱返り渓谷らしさが伝わりやすくなります。

抱返り渓谷の散策ルートと歩き方の目安

初めてなら、入口から抱返神社、神の岩橋を渡り、渓谷沿いをたどって回顧の滝へ向かう流れがわかりやすいです。

見どころが連続する区間として歩きやすい散策路です。

所要時間の目安は片道約30〜40分、往復で1時間〜1時間30分ほどを見込んでおくと安心です。

歩くときは、吊り橋の上、素掘りトンネルの前後、滝の手前で景色の印象が変わることを意識すると、同じ道でも単調になりません。

先へ進むことだけを目的にせず、渓流の色や岩肌、木々の密度の変化を見ると、渓谷散策らしい満足感が出ます。

足元は遊歩道とはいえ岩肌や階段がある区間もあるため、スニーカーなど歩きやすい靴で訪れるのがおすすめです。

新緑と紅葉、抱返り渓谷の季節の楽しみ方

抱返り渓谷は、新緑と紅葉の名所として案内されています。

季節によって同じ道でも印象が大きく変わるので、初めて訪れる人は「どの季節の景色を見たいか」を先に決めると計画しやすくなります。

新緑の時期は、谷の深さと水の青さが見やすく、歩道沿いの草花や鳥などの自然観察も楽しみのひとつです。

紅葉の見頃は例年10月下旬〜11月上旬で、サクラやカエデの広葉樹天然林が赤や黄色に色づき、コバルトブルーの渓流との対比が橋や滝まわりの景色を一段と印象的に演出します。

秋には「抱返り紅葉祭」が開かれ、神の岩橋周辺などでライトアップが行われる年もあります。

抱返り渓谷へ行く前に注意したいこと

抱返り渓谷は自然の中を歩く場所なので、事前の通行情報確認が大切です。

天候などの状況によって遊歩道が通行止めになることがあり、冬季には遊歩道や駐車場トイレが閉鎖されます。

冬季は遊歩道や第一・第二駐車場のトイレが閉鎖され、開通時期は積雪状況や安全確認によって前後します。

クマの出没への注意喚起があり、遊歩道には音を鳴らす金属製パイプが5か所設置されています。

散策時は人の存在を知らせること、そして1人で歩かず2人以上で行動するよう案内されています。

飲み物や帽子、雨具など最低限の持ち物を準備し、自然の渓谷であることを意識して訪れると安心です。

抱返り渓谷へのアクセスと旅程の組み方

抱返り渓谷へはJR田沢湖駅から車で約20分、JR角館駅から車で約15分です。

最寄り駅はJR田沢湖線の神代(じんだい)駅で、抱返神社までは約3km、車やタクシーで約5分の距離にあります。

車で訪れる場合は、抱返り第1〜第3駐車場が利用でき、紅葉シーズンは混雑するため早めの到着が安心です。

車がない場合は、デマンドバス「よぶのる角館」も利用できます。

「よぶのる角館」は事前予約制で、1回の乗車運賃は400円、1日乗り放題券は800円です。

公共交通で訪れる場合も、出発前に運行情報と現地の通行情報を確認しておくと安心です。

まとめ|抱返り渓谷を歩く前に押さえたいこと

抱返り渓谷は、青い渓流、神の岩橋、回顧の滝を順に楽しめる、歩いて味わうタイプの景勝地です。

入口から先へ進むほど景色が変わるので、急いで通り過ぎるより、要所ごとに立ち止まりながら歩くのが向いています。

初めて訪れるなら、見どころを把握することに加えて、通行状況と季節の注意点を事前に確認することが大切です。

事前に通行情報を確認してから出かけると、抱返り渓谷の自然の魅力を落ち着いて楽しみやすくなります。

よくある質問

A. 抱返り渓谷は秋田県仙北市にある渓谷で「東北の耶馬渓」と称される景勝地です。玉川の強酸性水が生み出すエメラルドブルーの渓流と、切り立った岩壁のコントラストが独特で、紅葉期は神の岩橋から見る青と赤の対比が特に印象的です。
A. 紅葉のピークは例年10月下旬〜11月上旬で、モミジやカエデが青い渓流に映えて彩られます。同時期に開催される「抱返り紅葉祭」では郷土芸能の披露もあり、平日の午前中に行くと人が少なく写真も撮りやすい傾向があります。
A. JR田沢湖駅から車で約20分、JR角館駅から車で約15分、JR神代駅からは車で約5分です。予約制の「よぶのる角館」も利用できますが、抱返り渓谷を発着する便は通常運賃と別体系なので、予約時に条件を確認すると安心です。
A. 抱返り渓谷には第1〜第3駐車場があり、通常は無料で利用できます。紅葉期の週末は早い時間から混みやすいため、満車時は空いている駐車場へ順に回る前提で、時間に余裕を持って到着すると当日の動線を作りやすいです。
A. 神の岩橋は1926年(大正15年)に架けられた全長約80mの吊り橋で、秋田県内最古の吊り橋です。橋の名前は旧神代村と旧白岩村から一文字ずつ取って付けられたもので、朝方は順光になって渓谷のコバルトブルーを撮りやすい撮影スポットでもあります。
A. 抱返神社から回顧の滝までは片道約1.5km、徒歩約30分で往復1〜1.5時間が目安です。途中に素掘りのトンネルが3か所あり内部は真っ暗なため、スマートフォンのライトより足元を照らしやすい小型懐中電灯を持つと安心して歩けます。
A. 冬季は遊歩道と駐車場のトイレが閉鎖され、例年4月下旬頃まで入れません。また回顧の滝より先の上流区間は崩落のため長期通行止めが続いており、現在歩けるのは抱返神社〜回顧の滝の区間だけと考えておくと現地で迷わずに済みます。
A. 渓谷一帯はツキノワグマの生息域で、入口にも注意喚起の看板があります。熊鈴や手を叩いて音を出しながら歩くのが基本で、単独行動は避け2人以上で行動するのが望ましく、足元は濡れた岩に強い滑り止め付きの靴があると安心です。

近くのおすすめスポット

この周辺のおすすめ記事をチェック

※ 記事内容は執筆時点の情報に基づいており、現在の状況と異なる場合がございます。また掲載内容は正確性・完全性を保証するものではありませんので、ご了承ください。