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新宿御苑の見どころと散策ルートを初めて向けにやさしく紹介

新宿御苑の見どころと散策ルートを初めて向けにやさしく紹介

新宿御苑は、日本庭園、フランス式整形庭園、イギリス風景式庭園が一度に楽しめる都心の庭園です。アクセスの選び方、温室を含む見どころ、芝生での過ごし方、写真撮影や持ち込みルールまで、初めての訪問前に知っておきたい散策のポイントをわかりやすくまとめます。

ひと目でわかるポイント

一言でわかる魅力

新宿御苑は日本庭園・フランス式整形庭園・イギリス風景式庭園を一度に巡れる都心の国民公園

見どころ

芝生と巨樹が広がるイギリス風景式庭園、バラ約100種のフランス式整形庭園、池泉回遊式の日本庭園、約2,750㎡の温室

アクセス

新宿御苑前駅から新宿門・大木戸門へ徒歩約5分、新宿駅南口から新宿門へ徒歩約10分、千駄ヶ谷駅から千駄ヶ谷門へ徒歩約5分

入園料

一般500円、65歳以上・学生(高校生以上)250円、中学生以下は無料

散策の所要時間

ひと通り回るなら約1.5〜2時間、のんびり歩くなら約3時間が目安

雨の日の過ごし方

約2,750㎡の温室で熱帯・亜熱帯の植物を鑑賞でき、屋外の庭園とは違う空気を季節を問わず楽しめる

持ち込みルール

酒類・ドローン・動物(補助犬除く)・遊具・火気は持ち込み禁止で、手荷物確認が行われる場合もある

※最新情報は公式発表または現地でご確認ください。

新宿御苑とは|都心で3つの庭園様式を楽しめる国民公園

新宿御苑は、東京の中心部にありながら、庭園らしい落ち着きと広い空を感じやすい場所です。

明治39年(1906年)に皇室の庭園として誕生し、戦後に国民公園として一般開放されました。

園内には日本庭園、フランス式整形庭園、イギリス風景式庭園が組み合わされ、歩くエリアによって景色の印象が大きく変わります。

広さは58.3ヘクタール、周囲は3.5kmあり、短時間で通り抜けるより、見たい景色を決めてゆっくり巡るほうが新宿御苑らしさを味わえます。

園内の樹木は約1万本にのぼり、日本に初めて取り寄せられたユリノキやプラタナスなどの巨樹が独自の景観を生み出しています。

新宿御苑の見どころは3つの庭園様式

芝生の広がりを感じるイギリス風景式庭園

大きな芝生と巨樹がつくる開放感は、新宿御苑を歩いたときにまず印象に残りやすい景色です。

新宿門から整形式庭園へ伸びる見通し線(ビスタライン)の中央には、シンボルツリーのユリノキがそびえています。

高さ30mを超えるこのユリノキは、1800年代後半に日本で初めて植えられた個体で、都心の庭園らしいスケール感を感じられます。

並木と花壇を楽しむフランス式整形庭園

左右対称の構成が特徴で、バラ花壇とプラタナス並木が見どころです。

約100種類・約500株のバラと、計約140本のプラタナスが整った景観をつくっています。

バラは春と秋に見どころを迎え、花壇を中心に華やかな景色が広がります。

池をめぐって歩く日本庭園

日本庭園は、大きな池に沿って回遊しながら鑑賞する「池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)」のつくりです。

古くは鴨場としてつくられ、明治36年(1903年)に現在の形になりました。

広い芝生とは違う落ち着いた雰囲気があり、ゆっくり写真を撮りながら歩きたいときにも合います。

毎年11月には、皇室ゆかりの菊の伝統を受け継いだ「菊花壇展」が日本庭園で開催され、秋の人気行事になっています。

新宿御苑の温室と歴史スポットも外せない

大木戸門から入ると温室が近く、2,750平方メートルの広さがあります。

新宿御苑では熱帯・亜熱帯の植物を中心に約2,700種を栽培しており、温室内でもその一部を間近に鑑賞できます。

絶滅危惧種の生息域外保全にも取り組んでおり、日本植物園協会の植物多様性保全拠点園に認定されています。

屋外の庭園とは空気が変わるので、季節を問わず立ち寄りやすい見どころです。

また、園内には旧洋館御休所や旧御凉亭など、皇室庭園の歴史を今に伝える建物もあります。

旧洋館御休所は明治29年(1896年)に建てられた木造洋館で、国の重要文化財に指定されています。

花や芝生だけでなく、建築や庭園の成り立ちにも目を向けると、散策がぐっと立体的になります。

新宿御苑の四季の見どころ

新宿御苑は四季を通じてさまざまな表情を見せる庭園です。

春は約70品種・約900本の桜が園内を彩り、ソメイヨシノからイチヨウ(八重桜)、枝垂れ桜まで時期をずらして楽しめます。

品種によって開花時期が異なるため、比較的長く花見を楽しめるのが特徴です。

夏は木々の緑が深まり、木陰での涼を求める散策に向いています。

秋はイロハモミジやケヤキの紅葉が見どころです。

冬は温室の南国植物が見どころになり、落葉した木々の間から青空が広がる冬景色も魅力です。

アクセスと入園前の基本情報を確認

新宿御苑には新宿門・大木戸門・千駄ヶ谷門の3つの入園門があります。

新宿駅南口からは新宿門へ徒歩約10分、新宿御苑前駅(東京メトロ丸ノ内線)からは新宿門と大木戸門へ徒歩約5分、千駄ヶ谷駅(JR総武線)や国立競技場駅(都営大江戸線)からは千駄ヶ谷門へ徒歩約5分です。

見たいエリアに近い門を選ぶと、広い園内でも歩きやすくなります。

入園前に確認しておきたい基本情報は次の通りです。

  • 開園時間:10月1日〜3月14日は9:00〜16:30(最終入園16:00)、3月15日〜9月30日は9:00〜18:00(最終入園17:30)、7月1日〜8月20日は9:00〜19:00(最終入園18:30)です。
  • 休園日:毎週月曜日(休日の場合は翌平日)と年末年始(12月29日〜1月3日)です。ただし3月25日〜4月24日と11月1日〜15日は月曜も開園します。
  • 入園料:一般500円、65歳以上250円、学生(高校生以上)250円、中学生以下は無料です。交通系ICカードなどでの決済にも対応しています。
  • 再入園:当日は入園券の提示で再入園できます。

各入園門にはコインロッカー(300円・500円)があり、車いすの無料貸し出しも行っています。

時間や特別開園日は事前に確認しておくと安心です。

初めての新宿御苑散策は門ごとに回り方を決める

新宿門から入る歩き方

初めてなら、新宿門から入り、広い芝生と整形式庭園を見ながら全体の雰囲気をつかむ回り方がわかりやすいです。

新宿駅側からアクセスしやすく、初回の散策でも景色の変化をつかみやすい入口です。

所要時間の目安は、園内をひと通り回るなら約1時間半〜2時間、のんびり歩くなら3時間ほどを見ておくとよいでしょう。

大木戸門・千駄ヶ谷門から入る歩き方

温室を先に見たいなら大木戸門、日本庭園側や千駄ヶ谷エリアから入りたいなら千駄ヶ谷門が便利です。

入口をなんとなく選ぶより、温室を見たいのか、芝生を歩きたいのか、日本庭園を静かに回りたいのかを先に決めると、歩き疲れしにくくなります。

写真撮影や持ち込みルールは事前に確認

個人的な趣味の撮影は、基本的に手続きなしで楽しめます。

ただし、混雑が見込まれる時期には、三脚やレフ板など通行の妨げになる機材を使って特定の人物を撮る行為が制限されます。

対価を得る撮影や、条件確認が必要な撮影もあるため、撮影目的がはっきりしている場合は事前に確認しておくのが安全です。

園内ルールとして、次の点は特に押さえておきたいところです。

  • 酒類の持ち込みは禁止です。手荷物確認が行われる場合もあります。
  • ドローン、動物(補助犬を除く)、自転車類の持ち込みは禁止です。
  • ボール遊び、バドミントン、フリスビーなどの遊具使用は禁止です。
  • 火気の使用、喫煙(電子たばこを含む)もできません。

芝生でゆっくりしたくなる場所ですが、新宿御苑は歴史ある庭園でもあります。

景観や他の来園者への配慮を意識すると、より気持ちよく過ごせます。

海外からの旅行者向け便利情報

新宿御苑のインフォメーションセンターでは、多言語での案内や園内マップの配布を行っています。

無料Wi-Fiも利用でき、国立公園の紹介コーナーやアートギャラリーも併設されています。

園内にはトイレが複数箇所に設置されており、バリアフリー対応のトイレもあります。

授乳室はインフォメーションセンター内に用意されているため、小さな子ども連れでも安心です。

まとめ

新宿御苑は、都心でアクセスしやすい一方で、広い芝生、整った並木、池をめぐる日本庭園、温室や歴史建築まで一度に楽しめる庭園です。

入園門の選び方と基本ルールを先に押さえておけば、短時間でも歩きやすく、初めてでも自分に合った散策がしやすくなります。

よくある質問

A. 新宿御苑は、日本庭園・フランス式整形庭園・イギリス風景式庭園の3つの様式を一度に楽しめる国民公園です。明治39年(1906年)に皇室庭園として誕生し、戦後に一般開放されました。面積58.3ヘクタール、樹木約1万本を擁し、日本に初めて持ち込まれたユリノキの巨樹など他の公園では見られない植物景観が独自の魅力になっています。
A. 一般500円、65歳以上・高校生以上の学生は250円、中学生以下は無料です。年間パスポートは一般2,000円で、桜と紅葉の時期にそれぞれ訪れるなら4回目から元が取れる計算になります。交通系ICカードでの入園ゲート決済にも対応しており、券売機の列を回避できます。
A. 新宿駅南口から新宿門まで徒歩約10分です。東京メトロ丸ノ内線の新宿御苑前駅からは新宿門・大木戸門まで徒歩約5分、JR総武線千駄ヶ谷駅や都営大江戸線国立競技場駅からは千駄ヶ谷門まで徒歩約5分で到着します。新宿駅の人混みを避けたい場合は新宿御苑前駅を使うとスムーズに入園できます。
A. 10月1日〜3月14日は9:00〜16:30、3月15日〜9月30日は9:00〜18:00、7月1日〜8月20日は9:00〜19:00です。毎週月曜日(祝日の場合は翌平日)と年末年始が休園日ですが、桜シーズン(3月25日〜4月24日)と菊花壇展期間(11月1日〜15日)は月曜も開園します。開園直後の9時台は人が少なく、芝生を独り占めしているような静けさを味わえます。
A. 約70品種・約900本の桜があり、2月中旬の河津桜から4月下旬の八重桜(イチヨウ)まで長期間楽しめます。ソメイヨシノのピークは例年3月下旬〜4月上旬です。園内ではレジャーシートを広げてのお花見が可能ですが、アルコール類の持ち込みは禁止されています。遊具やボール遊びも不可なので、静かにピクニックを楽しむスタイルが基本と覚えておきましょう。
A. 3つの庭園と温室をひと通り回るなら1.5〜2時間が目安です。新宿門から入ってイギリス風景式庭園→フランス式整形庭園→日本庭園→温室(大木戸門側)と進むと、景色のコントラストを最も感じやすいルートになります。周囲約3.5kmあるため、歩きやすい靴は必須です。
A. 約2,750平方メートルの温室で、熱帯・亜熱帯植物を中心に約2,700種を栽培しています。絶滅危惧種の保全活動も行っており、日本植物園協会の植物多様性保全拠点園に認定されています。冬でも暖かい館内で南国の植物を鑑賞でき、屋外の庭園とは空気がまったく変わるため、寒い日の散策コースに組み込むと体が休まります。
A. 新宿門・大木戸門・千駄ヶ谷門の3つの入園門すべてにコインロッカーが設置されています。料金は300円と500円の2サイズです。桜シーズンは開園直後から埋まりやすいため、大きな荷物がある場合は新宿駅周辺のロッカーにあらかじめ預けてから向かうと確実です。

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