三浦半島日帰りモデルコース|車なしで三崎港から城ヶ島へ
車なしで三浦半島を日帰り旅行するなら、午前は三崎港でまぐろ料理と港町の散策を、午後は城ヶ島で海と灯台の景色を楽しむモデルコースがおすすめです。
京急久里浜線の終点である三崎口駅を起点に、エリア間は京急バス、現地では徒歩で巡る行程です。
三崎口駅から三崎港まではバスで約20分、城ヶ島までは約30分と移動時間が短く、食事と散策に時間を使いやすいのが魅力です。
初めての三浦半島観光は三崎港と城ヶ島の南部エリアに絞る
三浦半島全体を一度に回ろうとせず、半島南端の三崎港と城ヶ島に目的地を絞ると、食事や景色を楽しむ余白をつくれます。
三崎港では市場と商店街、城ヶ島では公園と海岸の風景というように、場所ごとの楽しみを分けるのがコツです。
城ヶ島観光は東側の公園から西側の灯台へ歩く
城ヶ島では東側の県立城ケ島公園から入り、西側の城ヶ島灯台へ進む流れを基本にします。
公園と灯台の周辺を結ぶハイキングコースは約1.2kmで、白秋碑前バス停から見どころに立ち寄りながら城ヶ島灯台まで歩く場合は、2時間ほどが目安です。
海辺の散策は天候と通行状況が良い日を前提とし、途中で歩く範囲を短くしても構いません。
日帰りの行程を、訪れる順番と現地での過ごし方で整理しました。
| 順番 | 行き先 | 過ごし方 |
|---|---|---|
| 出発 | 三崎口駅 | バスで港へ向かう |
| 午前 | うらりマルシェ | 産直品を眺める |
| 昼 | 三崎港周辺 | まぐろ料理を味わう |
| 午後 | 県立城ケ島公園 | 灯台と海を眺める |
| 散策の終わり | 城ヶ島灯台 | 西側の景色を楽しむ |
| 帰路 | 城ヶ島バス停 | 三崎口駅へ戻る |
三崎口駅から三崎港へのアクセス|京急線とバスの使い方
三崎口駅と三崎港は別の場所なので、駅に着いた後もバスで移動するつもりで計画しましょう。
三崎口駅から三崎港までは、京急バスで約20分かかります。
行き先の駅名と降りるバス停名を分けて控えておくと、乗り換え時に確認しやすくなります。
三崎口駅から三崎港を通る京急バスに乗る
三崎口駅からは「三崎港」を経由する京急バスを選び、港で下車します。
城ヶ島行きのバスは三崎口駅の2番乗り場から発車し、途中で三崎港を通ります。
この行程では先に港へ立ち寄るため、城ヶ島行きに乗った場合もそのまま終点まで乗らないようにしてください。
乗車前に行き先表示と停車するバス停を確認し、迷ったら「三崎港で降りたい」と伝えましょう。
三崎港バス停の近くには、うらりマルシェが入る観光拠点「うらり」(三崎フィッシャリーナ・ウォーフ)があり、港歩きのスタート地点になります。
京急バスの乗り方と帰りの時刻表を確認する
このエリアのバスは中ドアから乗車します。
停留所では列に並び、降りる際の支払い方や乗車券の提示方法は、利用する券種に合わせて確認してください。
みさきまぐろきっぷのバスフリー乗車券は、降車時に乗務員へ見せて利用します。
時刻表を見る際は平日と土曜・休日を取り違えず、帰りに使う城ヶ島発の便も調べておくと安心です。
京急バスの時刻表・経路・運賃検索は複数の言語に対応しているため、海外から訪れる人も事前に調べやすくなっています。
みさきまぐろきっぷの料金と内容|利用したい店と合わせて選ぶ
「みさきまぐろきっぷ」は、京急線の往復乗車券、指定区間の京急バスフリー乗車券に、対象店舗の食事やレジャー・お土産の利用を組み合わせたきっぷです。
食事は「まぐろまんぷく券」、レジャー施設やお土産は「三浦・三崎おもひで券」で、それぞれ加盟店の中から1店舗を選んで1回利用できます。
発売額は、磁気乗車券の大人で品川駅から5,000円、横浜駅から4,850円です。
デジタル版は時期や曜日によって価格が変わり、品川駅発の大人の場合は12月・1月の3,850円からゴールデンウイークなど繁忙期の5,000円まで設定されています。
きっぷは利用日当日限り有効で、京急線は途中下車できますが、逆戻りはできません。
追加料金を現地で現金払いすると限定メニューや一品料理を楽しめる「まんぷく券PLUS」も一部の店舗で導入されています。
購入前に、行きたい飲食店が対象か、食べたいメニューが含まれるか、営業日や利用条件が旅程に合うかを確かめましょう。
午前から昼は三崎港でうらりマルシェ散策とまぐろランチ
三崎港では、うらりマルシェで土地の食材を眺めてから、周辺の店で昼食を取る過ごし方がおすすめです。
三崎港は遠洋漁業が盛んな日本屈指のまぐろ漁港で、日本初の冷凍まぐろ専用市場があることでも知られています。
港の景色だけでなく、食材や商店街の店先にも目を向けると、町の表情が見えてきます。
うらりマルシェで三崎まぐろと三浦野菜を見る
うらりマルシェの1階「さかな館」では、まぐろや地魚、水産加工品、惣菜などを販売しています。
珍しいまぐろの部位も扱っており、スタッフに食べ方を相談できるのも魅力です。
2階の「やさい館」には三浦市内の農家が育てた野菜や果物が並び、海の幸だけではない三浦の食を知るきっかけになります。
やさい館には休憩スペースもあり、デッキから三崎港の海を眺められます。
営業時間は、さかな館が9時から17時(日曜日は7時から)、やさい館が10時から17時(土曜日・休日は9時から)です。
見て回る時間は40分ほどを目安にすると、昼食前に無理なく切り上げられます。
午後も歩く予定なら、冷蔵・冷凍の商品は持ち歩く条件を店で相談し、荷物を増やしすぎないようにしましょう。
三崎港のまぐろランチは料理の内容を見て決める
三崎では、寿司やまぐろ丼など、店ごとのまぐろ料理を楽しめます。
刺身や丼のほか、まぐろのかぶと焼きや三崎まぐろラーメン、まぐろソースかつ丼など、港町ならではの料理もあります。
値段だけで決めず、魚の種類や部位、量、付け合わせまでメニューで確認すると、好みに合う一食を選びやすくなります。
生魚が苦手な場合は加熱した料理の有無を、食材に制限がある場合は調味料も含めて、注文前に店へ尋ねてください。
土・日・祝日は飲食店が混み合いやすいため、待ち時間が長いときは午後の散策を短くするなど、食後に急いで移動しない行程へ調整しましょう。
[三崎下町商店街で港町の雰囲気を楽しむ
三崎港近くの三崎下町商店街には、まぐろ料理の店や食堂、大漁旗の染物店などがあり、港町らしい雰囲気が残っています。
レトロな雰囲気の通りには地元の人に親しまれてきた食堂もあり、港町の日常にもふれられます。
食後は気になる店先を眺めながら歩き、海沿いとは違う町の景色を楽しんでみてください。
写真を撮るときは通行を妨げず、店舗内や商品を大きく写したい場合は先に店員へ声をかけましょう。
午後は城ヶ島観光|城ケ島公園から城ヶ島灯台へ海辺を散策
昼食後は三崎港から城ヶ島行きのバスに乗り、「白秋碑前」で降りて県立城ケ島公園へ向かいます。
白秋碑前バス停から公園までは、徒歩7分ほどです。
公園の景色を楽しんだ後に歩く余力を確かめ、西側まで進むかを決めましょう。
県立城ケ島公園で海と松林の景色を楽しむ
城ヶ島の東側にある公園では、松林や海を望む広場、2つの展望台などを巡れます。
展望台は周りに遮るものがなく、晴れた日には富士山や房総半島まで見渡せます。
海風の影響を受けて傾いたクロマツにも目を向けると、海岸の自然がつくる風景を違った視点で楽しめます。
入園は無料で休園日もありませんが、夜間は園内の照明が消えるため、明るい時間帯に訪れましょう。
園内にはトイレやテーブルのあるピクニック広場があり、散策の合間の休憩にも便利です。
公園の案内図で現在地と出口を確かめ、海岸へ下りる道と園内の散策路を混同しないようにしてください。
城ケ島公園の季節の見どころ|スイセンとウミウ
城ケ島公園では、1月下旬から2月中旬ごろに約30万株の八重咲きのスイセン(ヤエスイセン)が咲きます。
11月から翌年4月ごろには、ウミウなどおよそ2千羽の海鳥が越冬のために公園の断崖へやってきます。
ウミウが集まる断崖は、ウミウ・ヒメウ・クロサギの生息地として神奈川県の天然記念物に指定されており、園内のウミウ展望台から様子を眺められます。
夏はアジサイ、秋はハチジョウススキも見られるので、訪れる時期に合わせて園内の植物にも注目してみてください。
三浦大根がモチーフの安房埼灯台を公園内で眺める
安房埼灯台(あわさきとうだい)は公園内のピクニック広場にあり、三浦大根をモチーフにした形と緑色のグラデーションが特徴です。
以前は波が打ち寄せる岩場に立っていましたが、老朽化のため2020年3月に現在の場所へ移され、建て替えられました。
灯台の外観と周囲の景色を眺める立ち寄り先として組み込み、園内では海を背景に落ち着いて過ごしましょう。
白秋碑前バス停からは徒歩10分ほどで、公園の散策と合わせて30分程度を見ておくと余裕を持って楽しめます。
馬の背洞門は足元と海の状態を見て追加する
公園側から西側へ続くハイキングコースには、丘の上を歩く道と、岩場・砂浜を通る道があります。
丘の上の道は、冬にスイセンが咲く「水仙ロード」として親しまれています。
馬の背洞門(うまのせどうもん)は城ヶ島の中央部南端にあり、長い年月をかけた海の浸食によってできた海蝕洞穴(かいしょくどうけつ)です。
見学には足元の険しい場所を歩くため、立ち寄るかどうかは靴や体力に合わせて判断しましょう。
干潮時には周辺に潮だまりができ、ウミウシなどの海の生き物を観察できることもあります。
白秋碑前バス停からは徒歩15分ほどで、見学には30分程度を見ておくと安心です。
洞門の上は崩落の恐れがあるため通行禁止とされているので、絶対に登らないでください。
岩が削られ続けている場所なので、洞門の下には立ち入らず、崖のそばにも近づかないようにしましょう。
雨や波の状況、靴、体力に不安があれば海岸へ下りず、通行可能な散策路で楽しむ計画に切り替えます。
城ヶ島灯台と商店街で散策を締めくくる
西側の高台には城ヶ島灯台があり、ふもとには土産物店などが並ぶ商店街があります。
城ヶ島灯台は明治3年(1870年)にフランス人技師ヴェルニーの設計で完成した、日本で5番目に点灯した西洋式灯台です。
関東大震災で倒壊した後に再建され、大正15年(1926年)に再点灯した2代目が現在の灯台です。
灯台は「城ヶ島」バス停から徒歩5分ほどなので、帰りのバスの時刻に合わせて見学時間を調整しやすい場所です。
東側の公園とは異なる景色を楽しんだら、「城ヶ島」バス停へ向かい、三崎口駅方面の便で戻ります。
西側まで歩くことを優先しすぎず、疲れた場合は公園側から引き返す選択も残しておきましょう。
城ヶ島観光で気をつけたい服装と海辺のマナー
城ヶ島では街歩きだけの日よりも足元に気を配り、滑りにくい靴と動きやすい服装で散策しましょう。
海が見える場所でも、波打ち際まで近づくことを目的にせず、安全に立てる場所から景色を楽しんでください。
歩く道に合わせて持ち物を整える
岩場も候補にするなら、両手を空けられる荷物の持ち方にして、足元を見ながら歩けるようにします。
暑さや海風への備えは、出発地ではなく現地の天気に合わせて用意しましょう。
城ケ島公園は火気の使用が原則できず、自転車などの乗り入れもできないため、ピクニックをする場合は持ち込むものにも気を配ってください。
- 滑りにくく、歩き慣れた靴
- 飲み物と日差しを避ける帽子
- 風や気温の変化に備える上着
- 急な雨に備える折りたたみ傘やレインウェア
撮影中も通路と周囲の人に気を配る
景色に集中して足元や周囲への注意が薄れないよう、写真は立ち止まって撮りましょう。
立入禁止の表示や柵を越えず、港では作業する人や車両の動きを優先してください。
撮影や散策で迷いやすい場面を、取りたい行動と控えたい行動で比べました。
| 場面 | 取りたい行動 | 控えたい行動 |
|---|---|---|
| 岩場での撮影 | 安定した場所で止まる | 画面を見ながら歩く |
| 港の散策 | 通れる道を確かめる | 作業車の前に出る |
| 商店街での撮影 | 通路を空けて撮る | 店の入口をふさぐ |
帰りのバスと天候に合わせて三浦半島日帰りコースを調整
帰りの交通を先に決めておくと、景色を楽しみながらも無理なく散策を切り上げられます。
出発前には三浦市の通行止め情報と京急バスの運行案内を確認し、現地でも公園の掲示に従って、規制がある区間を避けてください。
バスから電車への乗り継ぎに余裕を残す
土曜・日曜・祝日やイベント時には、道路混雑によるバスの遅れが見込まれます。
帰りの電車や次の予定にぎりぎりで間に合う便を選ばず、乗り継ぎに余裕を持たせましょう。
城ヶ島から三崎口駅まではバスで約30分かかるため、混雑する日はさらに時間に余裕を見ておくと安心です。
三崎港で買い物を追加する場合は、店の営業時間と駅までの移動を合わせて確認してください。
雨・強風の日は城ヶ島の海岸歩きを外す
雨や強風の日に、晴天時と同じ海岸ルートを歩き切ろうとする必要はありません。
営業・交通状況を確認したうえで、三崎港の飲食店やうらりマルシェで過ごす時間を増やす変更案を用意しておきましょう。
悪天候が強まる場合は屋内観光への変更だけで済ませず、早めの帰路や旅行自体の延期も検討してください。
当日の状況に応じた行程の短縮方法は、次のように考えられます。
| 当日の状況 | 優先すること | 省く候補 |
|---|---|---|
| 午後の余裕が少ない | 公園側に絞る | 島を横断する散策 |
| 歩いて疲れてきた | バス停へ戻る | 見どころの追加 |
| 雨や風が強い | 屋内滞在や早めの帰路 | 海岸沿いの散策 |
まとめ
三浦半島の日帰り旅行は、三崎港の食事と町歩き、城ヶ島の公園と灯台を組み合わせると、車なしでも楽しみをつなげられます。
三崎口駅からのバス、城ヶ島で歩く範囲、帰りの便を先に決め、馬の背洞門は条件が合う場合の追加先として考えましょう。
立ち寄る数よりも、まぐろを味わう時間と海を眺める余白を大切にすると、自分のペースで港町と島の旅を楽しめます。










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