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鳴沢氷穴・富岳風穴の楽しみ方|違い・見どころ・観光のポイント

鳴沢氷穴・富岳風穴の楽しみ方|違い・見どころ・観光のポイント
鳴沢氷穴と富岳風穴の違い、洞窟内で注目したい溶岩地形、寒さと滑りやすさに備える服装、見学前に確認したい注意点を紹介。青木ヶ原樹海に残る二つの溶岩洞窟を、安全に落ち着いて楽しむための訪日旅行者向けガイドです。富士山の火山活動が生んだ地形と利用の歴史もわかります。

ひと目でわかるポイント

一言でわかる魅力

鳴沢氷穴と富岳風穴は、青木ヶ原樹海の溶岩地形を間近で観察できる富士山麓の溶岩洞窟。どちらも国の天然記念物で、氷柱や縄状溶岩、天然冷蔵庫の跡を体感できる。

二つの洞窟の違い

鳴沢氷穴は地下約21メートルまで下る起伏ある竪穴環状型、富岳風穴はなだらかに広がる横穴。同じ火山活動から異なる洞窟景観が生まれた点を見比べられる。

見どころ

鳴沢氷穴は水滴が凍って育つ氷柱や冷蔵の痕跡、富岳風穴は溶岩棚・縄状溶岩と蚕の卵を保存した天然冷蔵庫の歴史。氷柱は4月ごろ最も大きく育つ。

洞内の気温

内部は平均約3度(年間0〜4度)で、鳴沢氷穴では外気との差が20度以上になることもある。夏でも上着が必要で、入口付近で体を慣らしてから進むと安心。

料金・所要時間

入洞料は各洞窟とも大人350円・小学生以下200円(15名以上は団体割引)。見学の目安は鳴沢氷穴が6〜15分、富岳風穴が15分ほど。

服装と持ち物

長袖の上着と滑りにくい運動靴が基本で、帽子や手袋も役立つ。サンダルやハイヒールは不向き。雨の日は片手がふさがる傘ではなくレインコートを。

見学時の注意点

通路が狭く原則一方通行で、鳴沢氷穴は約192段、富岳風穴は約130段の階段あり。手すりを使い前後の間隔を保つ。車椅子利用や歩行に不安のある人は入洞できない。

※最新情報は公式発表または現地でご確認ください。

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鳴沢氷穴と富岳風穴はどんな場所?

二つの溶岩洞窟は、富士山周辺で起きた火山活動によって流れ出た溶岩から生まれました。

鳴沢氷穴は西暦864年の貞観噴火の溶岩でできたと伝えられ、単なる涼しい観光地ではなく、火山がつくった地形と、人々が洞窟の低温を利用してきた歴史を同時に感じられる場所です。

青木ヶ原樹海に残る溶岩洞窟

溶岩が流れたあと、表面が先に冷えて固まり、内部の溶岩が流れ去ることで空洞が残る場合があります。

鳴沢氷穴と富岳風穴では、黒く荒い玄武岩質の岩肌や溶岩の流れを思わせる形から、富士山麓の成り立ちを読み取れます。

洞窟内は平均気温が約3度と低い

両洞窟の内部は平均気温が約3度で、年間を通じて0度から4度ほどです。

夏でも上着が必要になりやすく、鳴沢氷穴では外気との温度差が20度以上になることもあるため、入口付近で体を慣らしてから進むと落ち着いて見学できます。

天然記念物として守られる場所

鳴沢氷穴は昭和4年(1929年)に国の天然記念物の指定を受け、富岳風穴も国の天然記念物に指定されています。

洞窟内の岩や氷は展示物ではなく自然環境の一部のため、手すりや通路の外へ出ず、岩壁や氷に触れない姿勢で観察すると、自然を傷つけずに地形の特徴を楽しめます。

鳴沢氷穴と富岳風穴の違い

どちらか一方だけを選ぶより、地形の違いを意識して見比べると理解が深まります。

鳴沢氷穴は上下方向の変化が大きい竪穴環状型、富岳風穴は比較的なだらかな横穴として紹介されています。

鳴沢氷穴は起伏のある竪穴環状型

鳴沢氷穴は、階段を下りながら低い通路や氷のある空間を進み、地下約21メートルまで下って一周する起伏に富んだ洞窟です。

総延長は約153メートルで、最低部の天井は高さ91センチほどと低いため、狭い場所では体を低くし、前の人との間隔を保ちながら一列で進む必要があります。

富岳風穴は横方向に広がる洞窟

富岳風穴は、総延長約201メートル、最高部の高さ8.7メートルのなだらかな横穴を歩きながら、溶岩棚や縄状溶岩などを観察できます。

天井が低い区間や階段はあるため、平坦な屋内施設と同じ感覚では歩かないことが大切です。

見える氷と地形の印象が異なる

鳴沢氷穴では天井から落ちる水滴が凍ってできる氷柱が知られ、富岳風穴では氷柱に加えて溶岩の形や天然冷蔵庫の利用跡にも注目できます。

氷の状態は季節や洞内状況によって変わり、鳴沢氷穴の氷柱は4月ごろに最も大きく育つため、写真と同じ姿を前提にせず、その日の自然の状態を観察しましょう。

比べる視点を決めると歩きやすい

二つの洞窟を比較する視点を整理しました。

観察軸 鳴沢氷穴 富岳風穴
洞窟の形 起伏ある竪穴型 なだらかな横穴
歩き方 低くかがむ 足元を観察
注目する氷 氷柱や氷壁 氷柱と冷蔵跡
地形の見方 上下の変化 溶岩の流れ

鳴沢氷穴の見どころ

鳴沢氷穴では、冷気だけでなく、狭さや高低差も含めて溶岩洞窟の形を体感できます。

見学の所要時間は6〜15分程度が目安のため、足早に通り抜けず、通行の妨げにならない範囲で岩肌や天井の変化を見てみましょう。

天井の低い溶岩トンネル

通路の一部は天井が最低91センチほどと低く、腰をかがめたり横向きになったりして進みます。

頭上だけを見ていると足元がおろそかになるため、前方、天井、足元を順番に確認しながら進むと安全です。

水滴が凍って育つ氷柱

氷柱は、天井からしみ出した水滴が落ちて凍ることで形成され、年によっては直径50センチ、高さ3メートルほどに育つこともあります。

形や大きさは一定ではなく、自然の温度や水分の変化がつくる、その時々の表情が見どころです。

冷蔵に利用された痕跡

洞窟内には氷の貯蔵庫があり、低温を生かして氷を保存していた歴史を伝える場所があります。

自然の洞窟が生活や産業に役立てられていたことを知ると、景観だけでなく地域文化にも目が向きます。

富岳風穴の見どころ

富岳風穴では、横穴を進みながら溶岩の流れが残した模様や空間の広がりを観察できます。

見学の所要時間は15分ほどが目安で、鳴沢氷穴の起伏と比べることで、同じ火山活動から異なる洞窟景観が生まれたことを実感できます。

溶岩棚と縄状溶岩

壁面や床には、溶岩が流れた際の形を残す場所があり、玄武岩質の壁が音を吸収する性質を持つことでも知られます。

縄のように見える表面や、段差状に残った岩の形を探すと、固まる前の溶岩の動きを想像しやすくなります。

天然冷蔵庫としての歴史

富岳風穴は、昭和初期まで低温を利用して蚕の卵を保存した天然の冷蔵庫として使われた歴史があります。

機械による冷蔵が一般的でなかった時代、人々が自然条件をどのように活用したのかを伝える点も、この洞窟の重要な魅力です。

入洞料金と所要時間の目安

鳴沢氷穴と富岳風穴は、それぞれ入洞料金が設定された別々の施設です。

見学時間を把握しておくと、両方を巡る場合の計画が立てやすくなります。

料金は大人350円・小学生以下200円

入洞料金は各洞窟とも大人350円、小学生以下200円で、15名以上の団体には割引があります。

両方を訪れる場合はそれぞれで料金がかかるため、事前に確認しておくと当日あわてずに済みます。

見学時間は6〜15分が目安

洞内の見学時間は、鳴沢氷穴が6〜15分程度、富岳風穴が15分程度を目安にするとよいでしょう。

駐車場から入口までの移動や、混雑時の待ち時間も含めて予定を組むと余裕を持って見学できます。

洞窟見学に適した服装と持ち物

洞窟内では寒さ、濡れた路面、低い天井への対策が必要です。

外が暑い日でも、街歩き用の軽装だけで入洞しないほうが安心です。

上着は季節を問わず用意する

長袖の上着は、平均約3度の冷気から体を守るだけでなく、岩壁に近い場所で腕を保護する役割もあります。

脱ぎ着しやすいものを選び、入口で着用できるよう荷物の取り出しやすい位置に入れておきましょう。

靴は滑りにくい運動靴を選ぶ

動きやすい服装と運動靴が勧められ、サンダルやハイヒール、ミニスカートなどは避けるよう案内されています。

靴底が薄い靴や脱げやすい靴は、濡れた階段や凹凸のある通路に向きません。

帽子や手袋で体を守る

帽子は低い天井から頭を守る助けになり、手袋は冷えた手すりを握る際に役立ちます。

頭上の保護に不安がある場合は、入洞前にスタッフへ相談してください。

雨の日はレインコートを使う

洞内の階段昇降時に片手がふさがると危険なため、傘ではなくレインコートの使用が勧められています。

折りたたみ傘は視界を遮りやすいので、雨天時は脱ぎ着しやすいレインコートを準備すると安心です。

状況別に準備を整える

服装と持ち物を、洞窟内で起こりやすい状況ごとに整理しました。

状況 準備するもの 避けたいもの
低温 長袖の上着 薄着のまま
濡れた床 運動靴 サンダル
低い天井 帽子 大きな荷物
雨天 レインコート 洞内で傘

二つの洞窟を巡る計画の立て方

鳴沢氷穴と富岳風穴は別々の入口を持つ施設で、移動と入洞を分けて考えると予定を立てやすくなります。

両方を訪れる場合も、体調や天候に応じて一方だけに変更できる余裕を持たせましょう。

  • 体調:低い姿勢や階段に無理がないか
  • 天候:洞内状況や交通への影響がないか
  • 移動:帰りの交通手段まで確認したか

先に歩き方の違いを確認する

低い姿勢や大きな高低差に不安がある場合は、地下約21メートルまで下る鳴沢氷穴の地形を事前に確認することが重要です。

比較的なだらかな横穴として案内される富岳風穴にも階段と低い天井があるため、どちらも通常の遊歩道とは異なります。

当日の営業案内と交通情報を見る

営業時間は、4月1日〜10月15日が9:00〜17:00、10月16日〜11月15日と3月16日〜3月31日が9:00〜16:30、11月16日〜3月15日が9:00〜16:00で、天候や洞内状況により変わる場合があります。

公共交通を利用する場合は公式のバス時刻表を、車で訪れる場合は施設ごとの入口と駐車場案内を、出発前に確認してください。

安全に見学するための注意点

洞窟内は通路が狭く、原則として一方通行のため、途中で引き返すことが難しい場所です。

入洞前に体調と歩行への不安を確認し、無理をしない判断を優先してください。

階段では手すりを使う

鳴沢氷穴は約192段、富岳風穴は約130段の階段があり、濡れた階段では歩幅を小さくし、急がずに手すりを使って移動します。

スマートフォンやカメラの操作は現地のルールに従い、階段を歩きながら画面を見ないようにしましょう。

狭い通路では前後の間隔を保つ

前の人が立ち止まったときに接触しないよう、少し間隔を空けて進みます。

追い越そうとせず、後ろから急かさないことが、旅行者同士の安全と快適さにつながります。

入洞できるか事前に確認する

階段が多く一方通行のため、車椅子の利用者や歩行に不安のある人は入洞できないとされています。

天候や洞内状況によって営業内容が変わる場合もあるため、訪問当日は公式サイトの案内を確認してください。

安全な行動を場面別に整理すると、次のようになります。

場面 行動 意識すること
入洞前 体調を確認 無理をしない
階段 手すりを使う 歩幅を小さく
狭い通路 一列で進む 間隔を保つ
退出後 服装を調整 温度差に注意

まとめ|二つの溶岩洞窟を比べて楽しむ

鳴沢氷穴は起伏と狭い通路を進む体験、富岳風穴は横穴に残る溶岩地形と天然冷蔵庫の歴史が印象に残る溶岩洞窟です。

どちらも低温で滑りやすい場所があるため、上着、運動靴、帽子などを準備し、手すりと一方通行の案内に従って見学しましょう。

その日の氷や岩の表情を落ち着いて観察すると、富士山麓の自然と人々の暮らしがつながって見えてきます。

よくある質問

A. 鳴沢氷穴は地下約21mまで下る竪穴環状型、富岳風穴はなだらかな横穴型です。氷穴は総延長約153mで天井が最低91cmの区間があり、風穴は総延長約201m、最高部8.7mです。いずれも1929年指定の国の天然記念物で、同じ864年の貞観噴火由来でも歩き方と空間の広がりが大きく異なります。
A. 鳴沢氷穴と富岳風穴は、青木ヶ原樹海に残る溶岩洞窟で、内部は平均約3℃です。どちらも1929年に国の天然記念物へ指定され、溶岩が固まる過程で生まれた地形を歩いて観察できます。外気との温度差が大きい夏は、入口で上着を出せるよう荷物の上部に入れておくと入洞前に慌てません。
A. 洞窟内は年間を通じて平均約3℃で、冷たい空気が低い場所にたまりやすい構造です。富岳風穴は蚕の卵や種子の貯蔵、鳴沢氷穴は天然氷の保存に利用された歴史があります。温度だけでなく音の響きや壁面の水分も場所ごとに異なるので、立ち止まれる場所で周囲を観察すると天然冷蔵庫としての特徴が分かります。
A. 氷柱は天井の水滴が凍って育ち、4月ごろに最も大きくなり、年によっては直径50センチ・高さ3メートルほどに達します。氷の姿は例年1月ごろから見られますが、状態はその日の温度や水分で変わります。写真と同じ形を期待せず、季節ごとに異なる自然の表情を観察するのがこの洞窟ならではの楽しみ方です。
A. 河口湖駅から富士急バスの鳴沢・精進湖・本栖湖周遊バス(ブルーライン)で約30分、「風穴」または「氷穴」下車すぐです。バス停は各洞窟の目の前にあり、駐車場も無料。バスは季節や曜日でダイヤが変わるため、帰りの最終便の時刻まで先に控えておくと乗り遅れを防げます。
A. 入洞料金は各洞窟とも大人350円、小学生以下200円で、15名以上は団体料金があります。両方を巡る共通券は大人600円、小学生以下300円で、個別購入より大人100円、小学生以下100円安くなります。共通券は先に訪れた洞窟の窓口で購入し、2施設目までなくさないよう分けて保管しましょう。
A. 見学時間の目安は鳴沢氷穴が約6〜7分、富岳風穴が約15分です。両洞窟は車で約2分、樹海の遊歩道を歩けば約20分で移動できます。見学時間だけでなく、入洞待ち、上着の着脱、移動時間も含めて予定を組むと、バス利用でも帰りの便に追われにくくなります。
A. 平均約3度の冷気に備え、季節を問わず脱ぎ着しやすい長袖の上着と、滑りにくい運動靴を用意しましょう。サンダルやハイヒール、ミニスカートは濡れた階段に不向きです。低い天井から頭を守る帽子や、冷えた手すりを握る手袋もあると安心。荷物は両手が空くようリュックにまとめておきましょう。

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