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いろは坂の見どころと通り方|日光から奥日光へ向かう景観道路

いろは坂の見どころと通り方|日光から奥日光へ向かう景観道路

いろは坂は、日光市街と中禅寺湖・奥日光をつなぐ山岳道路です。第一いろは坂と第二いろは坂の違い、明智平周辺の眺め、紅葉期や冬の注意点、混雑を避けるための考え方に加え、車と公共交通の使い分けまで、初めての訪日旅行者向けにわかりやすく紹介します。

ひと目でわかるポイント

一言でわかる魅力

日光から奥日光・中禅寺湖へ続く「日本の道100選」の景観道路。48か所の急カーブと標高差約440mを駆け抜ける山岳ドライブが醍醐味。

見どころ

いろは48文字の標識が並ぶ急カーブ群、明智平展望台(ロープウェイ運行時)から望む男体山・中禅寺湖・華厳滝のパノラマ、四季折々の渓谷美。

構成(第一・第二)

第一いろは坂は下り専用で28カーブ約6.5km、第二いろは坂は上り専用で20カーブ約9.5kmの一方通行。

アクセス

車は日光宇都宮道路・清滝ICから国道120号へ。電車利用ならJR日光駅・東武日光駅から東武バス中禅寺湖方面で約45~50分。

料金と所要

通行料は無料(1984年に無料開放)。通常時の上りは約20分で抜けられる。

混雑の傾向

紅葉期は通常20分が2〜3時間、連休には最大6時間規模の渋滞も。9〜15時と土日祝の夕方までが混みやすい。

冬季の注意点

降雪・路面凍結の恐れがあり、冬用タイヤやチェーンが必須。日陰や橋上の凍結、ノーマルタイヤでの通行制限にも留意。

※最新情報は公式発表または現地でご確認ください。

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いろは坂とはどんな道?

いろは坂(いろはざか)は、栃木県日光市の市街地と中禅寺湖・奥日光エリアを結ぶ国道120号の山岳観光道路です。

いろは坂は、下り専用の第一いろは坂と上り専用の第二いろは坂から成り、合計48か所の急カーブが続く道です。

カーブごとに「い」「ろ」「は」と日本語のいろは48文字を順に当てた標識が立てられており、標高差は約440メートルにもなります。

第一いろは坂が約6.5キロメートル、第二いろは坂が約9.5キロメートルで、合わせて全長約16キロメートルの道のりです。

「日本の道100選」に選ばれており、走るだけで景色が次々と変わる観光ドライブルートとして高い評価を受けています。

単に移動するための道ではなく、日光から奥日光へ景色の変化を感じながら進むルートとして見ておくと、旅の印象が深まりやすくなります。

いろは坂の見どころは第一と第二の違い

第一いろは坂は下り、第二いろは坂は上り

初めて行く人が最初に知っておきたいのは、二つの坂が一方通行で役割分担されていることです。

日光市街から中禅寺湖・奥日光へ向かうときは第二いろは坂(上り専用、カーブ20か所、「い」から「ね」まで)、戻るときは第一いろは坂(下り専用、カーブ28か所、「な」から「ん」まで)を通る流れになります。

かつては対面通行で渋滞や事故が絶えなかったため、上り下りで道を分ける一方通行化が進められた歴史的経緯があります。

この仕組みを知っていると、途中で引き返す前提ではなく、奥日光側まで含めてルートを組み立てやすくなります。

華厳滝や中禅寺湖、戦場ヶ原や湯滝など奥日光の自然と合わせて計画すると、いろは坂を「通過点」ではなく旅の導入として楽しめます。

明智平周辺は景色を切り替える立ち寄りポイント

第二いろは坂の途中にある明智平(あけちだいら)周辺は、いろは坂の眺めを外から見直せる場所として知られています。

運行時には、明智平展望台から男体山、中禅寺湖、華厳滝、そして眼下の第一いろは坂までを一望できます。

明智平ロープウェイの運行時は、片道約3分で展望台へ向かえます。

走行中に景色へ気を取られすぎるより、いったん車を停めて眺望を楽しむほうが、旅行者にとっても安全でわかりやすい楽しみ方です。

明智平ロープウェイはリニューアル工事に伴う運休期間や、点検・悪天候による運休があるため、立ち寄りたい場合は出発前に運行状況を確認しておくと安心です。

いろは坂はいつ行くと楽しみやすい?

いろは坂は四季で印象が変わりますが、特に秋は日光を代表する紅葉スポットとして全国的に知られています。

いろは坂は「日光で最も紅葉の美しいスポット」として知られ、ヤマモミジ、ナナカマド、カエデなどが鮮やかに色づきます。

紅葉の見頃は標高や天候によって前後しますが、いろは坂の中腹から明智平にかけては例年10月中旬から下旬がピークとされ、奥日光側はそれより少し早く色づく傾向があります。

一方で、4月下旬から5月にかけての新緑、5〜6月ごろのツツジ類、夏は山の濃い緑など、季節ごとの魅力もあります。

標高差のある道を上がるにつれて空気や景色が変わっていく感覚は、紅葉以外の時期にも味わえる楽しみです。

紅葉だけに絞らず、日光市街から奥日光へ自然が切り替わる過程そのものを楽しむと、この道の魅力が伝わりやすくなります。

紅葉シーズンの渋滞をどう考える?

混みやすい時期はいろは坂の特徴として知っておく

紅葉シーズンのいろは坂は、通常は上るのに20分ほどでも、渋滞時は2〜3時間かかることが多くあります。

連休中はさらに混雑し、過去には上り側で最大6時間規模の渋滞が発生した例もあります。

紅葉時期を中心にマイカー利用による交通渋滞が発生しやすく、平日や早朝・夕方のオフピーク観光、公共交通の利用も選択肢になります。

そのため、紅葉期に車で向かうなら、時間に余裕を持たせることが前提です。

「短時間で通り抜ける道」と考えるより、混雑も含めて移動計画を組み、奥日光側の滞在時間まで見込んでおくほうが無理がありません。

どうしても紅葉のピーク時期に訪れたい場合は、JR日光駅・東武日光駅から東武バス(中禅寺湖・湯元温泉方面)を利用すれば、運転の負担と駐車場待ちを避けられます。

出発前に混雑情報を確認する

現地の状況は、その日の天候や曜日で大きく変わります。

いろは坂や周辺道路の渋滞状況、混雑予測、ライブカメラ映像などを確認できるページがあり、リアルタイムに近い情報を確認できます。

車で行くか、公共交通を使うか迷うときも、まずその日の状況を見て判断すると計画が立てやすくなります。

とくに紅葉期は、9時から15時ごろに人と車が集中しやすく、土日は夕方まで混むこともあるため、訪問前の確認が大切です。

渋滞回避を狙うなら、土日祝日は早朝に上り、平日は15時以降の移動も検討すると比較的スムーズに通行しやすくなります。

冬のいろは坂で気をつけたいこと

冬のいろは坂は、悪天候時を除いて基本的に通年開通しており、大雪や事故などがなければ通行止めにはならないと案内されています。

ただし、秋の終わりから春先にかけては降雪や路面凍結の可能性があるため、車で向かう場合は冬用タイヤ(スタッドレス)またはタイヤチェーンの装備が必要です。

ノーマルタイヤでの走行は通行を制限される場合があり、自力での走行はもちろん、レンタカー利用時も雪道装備の有無を必ず確認してください。

また、日光市は、いろは坂を上がった奥日光エリアでは、晴れていても日陰や橋の上の路面が凍結していることがあるとして注意を呼びかけています。

冬の観光では、防寒着や滑りにくい靴といった服装だけでなく、足元や車の装備、ガソリン残量まで含めて準備することが重要です。

いろは坂へのアクセスと基本情報

車でのアクセス

東京方面から車で向かう場合、東北自動車道の宇都宮インターチェンジから日光宇都宮道路に入り、終点の清滝インターチェンジで下りて国道120号を走ると、いろは坂の入口に到着します。

東京都心からの所要時間は通常で約2時間半が目安ですが、紅葉シーズンや週末は大幅に時間がかかる点に注意してください。

公共交通でのアクセス

電車利用の場合、JR日光駅または東武日光駅が玄関口となり、駅前から東武バスの中禅寺湖・湯元温泉行きに乗ると、第二いろは坂を通って中禅寺湖畔まで約45〜50分で結ばれています。

「中禅寺温泉フリーパス」や「湯元温泉フリーパス」などのお得なきっぷも用意されており、奥日光まで足を延ばす場合はフリー区間の広いきっぷを選ぶと費用を抑えやすくなります。

料金とトイレ・休憩施設

いろは坂は1984年に無料開放されており、現在は通行料金は不要です。

途中の明智平にはトイレや駐車場があり、いろは坂区間でまとまって休憩を取りやすいポイントとなります。

奥日光側に出ると、中禅寺湖畔の中禅寺温泉バスターミナル周辺や、栃木県立日光自然博物館付近にもトイレや休憩施設があります。

まとめ|いろは坂を通る前に知っておきたいこと

いろは坂は、日光市街から中禅寺湖・奥日光へ向かうための道であると同時に、道そのものに見どころがある景観ルートです。

第一いろは坂と第二いろは坂の使い分け、明智平展望台からの眺め、紅葉期の渋滞、冬の路面凍結への備えを押さえておくと、初めてでも動きやすくなります。

出発前には、観光情報、ライブカメラ、渋滞予測を確認し、その日の状況に合わせて無理のない行程を組むのがおすすめです。

いろは坂を奥日光への移動路としてだけでなく、景色が少しずつ変わる体験の一部として味わうと、日光の旅はより立体的になります。

よくある質問

A. いろは坂は日光市街と中禅寺湖・奥日光を結ぶ国道120号の山岳観光道路です。第一・第二を合わせて48か所の急カーブがあり、標高差は約440mです。曲がり角ごとに「い」「ろ」「は」順の看板が立つため、走りながら現在地を把握できます。
A. 名前は48か所のカーブを「いろは48文字」にたとえたことに由来します。古くは奥日光へ向かう険しい峠道でしたが、現在は上りと下りが分かれた観光道路として整備され、紅葉期には車窓から標高差のある色づきを楽しめます。
A. 第二いろは坂は中禅寺湖方面への上り、第一いろは坂は日光市街方面への下りで使われます。合計48カーブのうち上りは「い」〜「ね」、下りは「な」〜「ん」の看板が目印です。下りはブレーキが熱を持ちやすいため低速ギアの活用が有効です。
A. いろは坂の紅葉は例年10月中旬から下旬に見頃を迎えます。標高差が約440mあるため、上部の明智平付近からふもとへ色づきが下りるように進みます。同じ日に走っても標高ごとに違う色づきを見られるのが魅力です。
A. 紅葉ピーク時は通常約20分の道が2〜3時間、連休には最大6時間規模になることがあります。土日祝は朝7時前に上り始める、平日は15時以降に動くなど、混雑の山を外す計画にすると車内で過ごす時間を減らせます。
A. JR日光駅または東武日光駅から東武バスの中禅寺温泉・湯元温泉方面行きに乗ると、約45〜50分でいろは坂を経由します。路線バスなら運転に集中せず車窓を楽しめるため、山道運転に慣れない旅行者にも利用しやすい移動手段です。
A. いろは坂の通行料金は無料です。第二いろは坂は上り方向の一方通行区間があるため、奥日光へ向かう車は馬返側から入ります。左側通行や進行方向の標識を意識し、レンタカー利用者はナビ任せにせず経路を確認しておくと安全です。
A. 冬季も通行できますが、冬用タイヤまたはチェーン装備が必要です。日陰や橋の上は凍結しやすく、ノーマルタイヤでは坂の途中で動けなくなる恐れがあります。下りではエンジンブレーキを併用し、フットブレーキを多用しないことが大切です。

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