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三重・桑名の多度大社を参拝|白馬伝説と多度祭を知る旅

三重・桑名の多度大社を参拝|白馬伝説と多度祭を知る旅
三重県桑名市の多度大社は、白馬伝説や多度祭で知られる神社です。本宮・別宮の見どころ、境内での参拝の流れ、写真撮影やペット同伴時の注意を押さえ、訪日旅行者が落ち着いて歩けるように案内します。初めてでも神社の空気を味わいやすい入門記事です。旅前にご確認ください。

ひと目でわかるポイント

どんな神社

三重県桑名市にある多度大社は「北伊勢大神宮」とも呼ばれ、白馬伝説と神馬で知られる山あいの古社。本宮・別宮、上げ馬神事の上げ坂、多度山の聖域を歩き、参拝マナーも意識して巡れる

見どころ

多度大社の見どころは、本宮(天津彦根命)と親子神でつながる別宮・一目連神社、神馬舎の神馬、上げ馬神事の上げ坂、多度山と一体の聖域

白馬伝説

約1500年前から境内に棲むとされる白馬が人々の願いを神に届ける使者とされ、雨乞いや安産など暮らしの祈りと結びつく

電車アクセス

名古屋駅から近鉄名古屋線で桑名駅、養老鉄道に乗り換え多度駅下車、駅から境内まで約1.5km(バス・タクシーも利用可)

車アクセスと駐車場

桑名東ICから約10分、弥富ICから約15分、湾岸桑名ICから約20分、駐車場は約40台分で周辺に民間有料駐車場もあり

祭事の時期

多度祭は5月4日・5日の御例祭で上げ馬・流鏑馬神事を行い十数万人が訪れる、11月23日には流鏑馬祭も開催

参拝マナー

御朱印は参拝後に授与、営利目的の撮影は事前許可が必要、ペットは三の鳥居までで御本殿同伴不可・参拝は神楽殿で

※最新情報は公式発表または現地でご確認ください。

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多度大社とは|北伊勢大神宮と呼ばれる桑名の神社

多度大社(たどたいしゃ)は、三重県桑名市の多度山のふもとに鎮まる神社で、伊勢神宮とゆかりの深い神々をまつることから「北伊勢大神宮(きたいせだいじんぐう)」とも呼ばれています。

名古屋駅からは近鉄名古屋線で桑名駅へ向かい、養老鉄道に乗り換えて多度駅で下車する経路がわかりやすく、駅から境内までは約1.5kmです。

にぎやかな都市観光とは違い、山の気配、鳥居、社殿、神馬の存在を通して、日本の神社文化をゆっくり感じられる場所です。

本宮と別宮の御祭神を意識して参拝する

本宮の多度神社には天津彦根命(あまつひこねのみこと)、別宮の一目連神社には天目一箇命(あめのまひとつのみこと)がまつられています。

一目連神社の天目一箇命は本宮の御祭神である天津彦根命の御子神とされ、本宮と別宮は親子の神としてつながっています。

どちらか一方だけを見るのではなく、本宮と別宮をあわせて参拝すると、多度大社が大切にしてきた信仰の広がりが理解しやすくなります。

多度山と一体になった神社として見る

多度山は古くから神が鎮まる山として信じられ、山中には数多くの磐座(いわくら)や御神石が遺されてきたと伝えられています。

社伝では雄略天皇の御代に社殿が造営されたとされ、創建は神代の古にさかのぼると考えられています。

境内を歩くときは、建物だけでなく、背後の山、木々、水の音まで含めて一つの聖域として受け止めると、滞在の印象が深まります。

訪日旅行者が知っておきたい空気感

多度大社は観光スポットであると同時に、地元の人々が祈りを捧げる場所です。

写真を撮る前に周囲の参拝者の流れを見て、拝礼中の人や神職の妨げにならない位置を選ぶと、自然に敬意ある参拝になります。

白馬伝説を知ると多度大社の見方が変わる

多度大社を訪れる前に白馬伝説(はくばでんせつ)を知っておくと、神馬舎や馬にまつわる授与品、祭りの意味がつながって見えてきます。

馬を単なる写真の被写体として見るのではなく、神の使いとして大切にされてきた存在として受け止めることが大切です。

願いを神に届ける白馬という考え方

多度大社では、約1500年前から境内に棲むといわれる白馬が、人々の願いを神に届ける使者の役割を果たすという伝説が語り継がれています。

農耕のための恵みの雨、安産、家族の幸せなど、暮らしに近い祈りと結びついてきた点は、訪日旅行者にも理解しやすい魅力です。

古来より神は馬に乗って降臨するといわれるように神と馬との関係は深く、この信仰が多度大社の祭事の根底に流れています。

神馬舎では静かに見守る

境内には神様のお使いとしての神馬が大切に飼育され、白馬伝説を今に伝えています。

社頭で見られるかどうかは馬の体調にも関わるため、出会えた場合も近づきすぎず、驚かせる声や動きは控えましょう。

馬にまつわる授与品は意味を知って選ぶ

御朱印や授与品には、白馬伝説や多度祭にちなむものが用意されることがあります。

歯が強い馬にあやかった「歯ぎしり除けの豆」など、白馬伝説に由来する縁起物も頒布されています。

限定の種類や頒布状況は変わることがあるため、現地では掲示や授与所の案内を確認し、参拝の記念として無理なく選ぶのがおすすめです。

多度大社の参拝ルートで押さえたい流れ

初めての神社では、どこから進めばよいか迷いやすいものです。

多度大社では、鳥居をくぐってから手水で身を清め、本宮と別宮へ向かう流れを意識すると、落ち着いて参拝できます。

境内での動き方を、参拝者目線で整理します。

場面 すること 見るポイント
鳥居前 一礼する 聖域の入口
手水舎 手を清める 参拝前の準備
本宮 静かに拝礼 主祭神への祈り
別宮 あわせて参拝 一目連神社
境内散策 余韻を味わう 山と水の気配

手水は作法よりも清める気持ちを大切にする

手水舎(てみずや)は、参拝前に手を洗い、口をすすいで身を清める場所です。

細かな作法に不安がある場合も、柄杓や水場を丁寧に扱い、次の人が使いやすいように譲り合えば問題ありません。

本宮・別宮では短く静かに祈る

社殿の前では、長く場所を占有せず、短く静かに祈ると周囲の参拝者と気持ちよく過ごせます。

願い事だけでなく、旅の安全やこの場所を訪れられたことへの感謝を伝えると、日本の神社参拝らしい時間になります。

境内施設は物語を拾いながら歩く

境内には神楽殿、於葺門(おぶきもん)、松尾芭蕉句碑、多度祭御殿、御手洗所、白馬舎、神馬舎、上げ坂など、信仰や祭りの背景を伝える場所があります。

明治十五年に造営された神楽殿では日々のご祈祷やお神楽が奉仕され、多度祭御殿はかつて藩主の観覧場所で現在は資料展示の施設として使われています。

一つひとつを急いで消費するよりも、気になった場所で足を止め、案内板や雰囲気を手がかりに理解を重ねる歩き方が向いています。

多度祭と上げ馬神事は背景を知って向き合う

多度大社を語るうえで、多度祭(たどまつり)と上げ馬神事(あげうましんじ)は重要な存在です。

ただし、祭りは見世物ではなく、地域の人々が受け継いできた神事であることを意識して見学する姿勢が求められます。

多度祭は5月4日・5日の御例祭として行われる

多度祭は多度大社の御例祭であり、毎年5月4日と5日に行われる年中祭祀のなかで最も重要な祭です。

上げ馬神事や流鏑馬神事(やぶさめしんじ)は、その多度祭のなかの神賑行事(しんしんぎょうじ)とされています。

祭りの日程や見学環境は年によって案内が出ることがあるため、訪問前に確認しましょう。

上げ馬神事は馬と地域信仰のつながりを示す

多度大社では、馬の行動を神意のあらわれと判断する考え方から、その年の豊作・凶作を占う上げ馬神事が伝えられてきました。

急な坂を人馬一体で駆け上がる神事で、5月4日には複数回、5日の本祭にも執り行われます。

写真や動画で迫力だけを切り取るのではなく、白馬伝説、多度山への信仰、地域の奉仕が重なった神事として理解すると、見え方が変わります。

混み合う時期は移動と見学の余裕を持つ

祭りの時期は通常の参拝とは境内の雰囲気が大きく異なり、毎年十数万人もの参拝者が訪れます。

人の流れに逆らわず、立入制限や案内がある場所では係員の指示に従い、撮影よりも安全と神事への敬意を優先してください。

通常参拝でも上げ坂を見ておく

祭りの日でなくても、境内には上げ馬神事が行われる上げ坂があります。

静かな日に訪れると、神事の舞台を落ち着いて眺められ、多度祭が境内のどの場所と結びついているのかを想像しやすくなります。

御朱印・写真撮影・ペット同伴で気をつけたいこと

旅先の神社では、記念を残したい気持ちと、信仰の場を守る配慮の両方が大切です。

多度大社では、御朱印、撮影、ペット同伴について案内が出ているため、訪問前に確認しておくと安心です。

迷いやすい行動を、参拝マナーとして整理します。

場面 してよいこと 控えること
御朱印 参拝後に受ける 参拝なしの依頼
撮影 周囲に配慮 営利無許可
神馬 静かに見る 大声や接近
ペット 指定範囲で参入 御本殿へ同伴
祭事 案内に従う 進路の妨げ

御朱印は参拝の証として受ける

多度大社の案内では、御朱印(ごしゅいん)は参拝した証であり、参拝せずに郵送で授与することはできないとされています。

御朱印だけを目的に急ぐのではなく、本宮と別宮を参拝してから授与所に向かうと、旅の記念としての意味も自然に深まります。

営利目的の撮影は事前許可が必要

神社境内で営利目的の写真撮影をする場合は、事前に多度大社へ連絡し、許可を得る必要があります。

個人旅行の記念写真でも、神職、参拝者、祈祷中の様子、授与所の内部などは慎重に扱い、撮影禁止の掲示がある場所では従いましょう。

ペット同伴は参入できる範囲を守る

ペットを連れて参拝する場合、多度大社では三の鳥居までの参入とされ、御本殿へのペット同伴はできません。

参拝は神楽殿にて行うよう案内が出ているため、現地の表示を確認し、ほかの参拝者や動物が苦手な人にも配慮しましょう。

多度大社へのアクセスと参拝前に知っておきたい実用情報

多度大社は山あいに位置するため、訪問前に交通手段を整理しておくと当日の移動がスムーズです。

電車と車のどちらでも訪れやすい立地ですが、駐車場の台数には限りがあるため、混雑期は公共交通機関の利用も検討しましょう。

電車では桑名駅から養老鉄道に乗り換える

名古屋駅からは近鉄名古屋線で桑名駅へ向かい、養老鉄道に乗り換えて多度駅で下車します。

多度駅から境内までは約1.5kmで、徒歩のほかコミュニティバスやタクシーも利用できます。

車では各インターチェンジから10〜20分が目安

車の場合は、東名阪自動車道の桑名東インターチェンジから約10分、弥富インターチェンジから約15分、伊勢湾岸自動車道の湾岸桑名インターチェンジから約20分が目安です。

多度大社の駐車場は約40台分で、周辺には民間の有料駐車場もあるため、満車時はそちらも活用できます。

季節や旅のスタイルで楽しみ方を変える

多度大社は、祭りの時期だけでなく、静かな通常参拝でも魅力があります。

訪問の目的を決めておくと、境内で何を見るか、どのように過ごすかを選びやすくなります。

旅のタイプ別に、無理のない楽しみ方を整理します。

旅のタイプ 楽しみ方 意識したいこと
初めて 本宮と別宮 作法は丁寧に
文化好き 白馬伝説 案内板を見る
写真好き 鳥居と山 人を避ける
家族連れ 境内を散策 静けさを守る
祭り目的 事前確認 安全を優先

静かな日には神社本来の空気を味わう

通常の参拝日には、鳥居から社殿へ向かう道の空気や、多度山の緑、水辺の気配をゆっくり感じられます。

人が少ない場面でも、神社は祈りの場であることを忘れず、声の大きさや立ち止まる場所に気を配ると心地よく過ごせます。

祭り目的なら事前案内を先に見る

多度祭や上げ馬神事を目的に訪れる場合は、交通、見学場所、規制の案内が重要になります。

毎年11月23日には流鏑馬祭も行われるため、馬にまつわる神事を見たい人は祭事の日程を先に確認しておくとよいでしょう。

予定を固定しすぎず、現地の案内に合わせて移動できる余裕を持つと、混雑時も落ち着いて行動できます。

周辺散策と組み合わせるなら余韻を残す

多度エリアには山や水辺の風景があり、神社参拝のあとに周辺を歩くと、信仰と自然が近い土地柄を感じやすくなります。

予定を詰め込みすぎるより、参拝後に少し静かな時間を残すほうが、多度大社の印象が旅の中に残ります。

まとめ|多度大社は白馬伝説と敬意をもって歩きたい神社

多度大社は、北伊勢大神宮とも呼ばれる歴史ある神社で、本宮・別宮、白馬伝説、神馬、多度祭が一つの物語としてつながっています。

初めて訪れるなら、参拝の流れを守り、神馬や祭事を静かに見守り、写真撮影やペット同伴のルールにも注意しましょう。

観光として楽しみながらも、祈りの場への敬意を忘れないことが、多度大社で心地よい時間を過ごすためのいちばん大切なコツです。

よくある質問

A. 多度大社は、三重県桑名市の多度山ふもとに鎮まる北伊勢の神社です。伊勢神宮ゆかりの神々をまつることから「北伊勢大神宮」とも呼ばれます。本宮に天津彦根命、別宮の一目連神社にその御子神・天目一箇命をまつり、親子の神として山麓の信仰を今に伝えています。
A. 約1500年前から境内に棲むといわれる白馬が、人々の願いを神に届ける使者になるという言い伝えです。古来、神は馬に乗って降臨するとされ、雨乞いや安産など暮らしに近い祈りと結びついてきました。境内の神馬舎では今も白馬が大切に飼育され、出会えると幸運とされる存在。近づきすぎず静かに見守るのが参拝者の心得です。
A. 名古屋駅から近鉄名古屋線で桑名駅へ向かい、養老鉄道に乗り換えて多度駅で下車します。多度駅から境内までは約1.5kmで、徒歩のほかコミュニティバスやタクシーも利用可能。養老鉄道は本数が限られるため、桑名駅での乗り換え時刻を先に調べておくと待ち時間を減らせます。
A. 多度大社の境内参拝は無料で、本宮と別宮も自由にお参りできます。時間に余裕を持って山と社殿の空気をゆっくり味わうのに向いています。費用がかかるのは御朱印や授与品、混雑期の駐車場程度。神社文化を気軽に体験したい訪日旅行者にも入りやすい場所です。
A. 御朱印(参拝記念の墨書き)は祈祷受付所で授与され、御朱印帳への記帳・書き置きともに500円です。受付時間は8時30分から17時。参拝した証として頂くものなので、本宮と別宮を参拝してから受けるのが本来の流れです。白馬伝説にちなむ授与品も一緒に見ると、多度大社らしさが伝わります。
A. 人馬一体で坂を駆け上がり、馬の行動からその年の豊作・凶作を占う多度大社の神事です。毎年5月4日と5日の多度祭で行われます。2023年の馬の事故を受けて見直しが進み、かつて馬が越えていた約2mの土壁は撤去され、現在は砂を敷いた緩やかな上り坂で実施される形に改められました。
A. 多度祭は多度大社の春の御例祭で、毎年5月4日と5日に行われます。上げ馬神事や流鏑馬神事(馬上から矢を射る神事)はこの祭りの中の神賑行事で、期間中は多くの人でにぎわいます。さらに11月23日には流鏑馬祭も斎行されるため、馬にまつわる神事を見たい人は春と秋で日程を選べます。
A. 多度大社周辺には参拝者向け駐車場や民間の有料駐車場があります。平日は動きやすい一方、土日祝や祭礼期は有料・満車になりやすいのが実情です。5月の多度祭や年末年始は周辺道路も渋滞しやすいため、その時期は養老鉄道など公共交通機関に切り替えると当日の移動が読みやすくなります。

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