マックラ滝とは?日光・霧降高原の森に包まれた北向きの滝
マックラ滝は、栃木県日光市所野の霧降高原(きりふりこうげん)周辺にある、霧降川の支流にかかる滝です。
霧降隠れ三滝のひとつに数えられ、森を歩いて滝の風景に出会うハイキングの目的地になっています。
バス停から徒歩約60分の森の奥にあるため、行き方や季節ごとのバス運行、ヤマビル対策を出発前に押さえておくと安心して訪れられます。
マックラ滝の名前は昼でも暗かった森に由来
名前の由来は、かつて周囲が昼間でも暗い場所だったためと伝えられています。
「マックラ」は日本語の「真っ暗(まっくら)」に通じる呼び名で、木々に囲まれた場所の雰囲気を表しています。
周囲には樹木が生い茂り、昼間でも薄暗い雰囲気があります。
名前を知ってから訪れると、水の流れだけでなく、森の光や木陰にも目を向けたくなります。
全国でも珍しい北向きに流れ落ちる滝
マックラ滝は、全国でもめずらしい北向きに流れる滝です。
落差は約30mとされています。
方角を確かめたい場合は、事前に地図で滝の位置と周辺の地形を見ておくと、現地の景色を理解する手がかりになります。

マックラ滝の見どころと写真の楽しみ方
マックラ滝では、流れる水と、それを取り囲む森をひとつの風景として楽しめます。
滝を見る時間に加え、立ち止まって音を聞いたり、木々の重なりを眺めたりする余裕も残しておきましょう。
森の明暗と水の動きを見比べる
木陰のある風景では、水の白さや岩肌との色の違いに目を向けると、滝の姿を捉えやすくなります。
写真を撮る前に、流れがどこから現れ、どのように下へ続くのかを、足場の安定した場所から眺めてみてください。
同行者と感想を話した後、少し会話を休んで水音を聞くのも、森で過ごす楽しみ方です。
新緑と紅葉の時期の目安
新緑は5月上旬〜6月上旬、紅葉は10月下旬〜11月上旬ごろが見どころの目安とされています。
紅葉の色づきはその年の気温によって前後するため、訪問前に紅葉の色づき情報を確認しましょう。
霧降高原行きのバスは毎年11月30日までの運行なので、紅葉シーズンの終盤に訪れる場合は運行期間にも注意が必要です。
写真は安全な場所から構図を工夫
撮影する際は現地の掲示を確認し、通行の妨げにならない場所で足を止めましょう。
滝へ近づくことにこだわらず、同じ安全な場所から縦位置と横位置を試すと、写真の印象を変えられます。
画面だけに集中して後ずさりせず、移動するときはいったんカメラやスマートフォンを下ろしてください。
撮りたい雰囲気に合わせた構図の考え方を整理しました。
| 残したい印象 | 構図の工夫 | 気をつける点 |
|---|---|---|
| 水の流れる姿 | 縦位置で捉える | 足場を先に確認 |
| 森に包まれる雰囲気 | 横位置で木々も入れる | 道から外れない |
| 水と岩の色の違い | 画面内で切り取る | 撮影のために接近しない |
霧降隠れ三滝の丁字滝・玉簾滝との違いも楽しむ
霧降隠れ三滝とは、霧降川上流に点在するマックラ滝、玉簾(たますだれ)滝、丁字滝の3つの滝の総称です。
玉簾滝は水がすだれのように滑り落ちる姿、丁字滝は勢いのある流れが特徴です。
丁字滝は落差約10mで水量が豊富な滝、玉簾滝は高さ10mに満たない滝で、ハイキングコース「霧降高原大山コース」の途中にあります。
「隠れ三滝入口」バス停からの徒歩時間は、丁字滝が約20分、玉簾滝が約35分、マックラ滝が約60分と案内されており、3つの中ではマックラ滝が最も時間がかかります。
ほかの滝も訪ねる場合は、同じような写真を集めるより、水の広がり方や岩との関係を見比べると、それぞれの違いを楽しめます。
ただし、すべてを巡る計画は、その日の通行状況と帰りの交通を確認してから決めましょう。

マックラ滝への行き方とバス利用の注意点
公共交通機関で向かう場合は、日光駅周辺からのバスと、下車後の徒歩移動を組み合わせます。
滝まで歩く時間と帰りの移動を含めて計画することが、日光観光に組み込む際のポイントです。
JR日光駅・東武日光駅からバスで隠れ三滝入口へ
JR日光駅または東武日光駅から霧降高原行きバスに約15分乗り、「隠れ三滝入口」で下車して徒歩約60分です。
霧降高原行きは東武バスの路線で、運賃は降りるときに支払います。
JR・東武日光駅からの運賃は「霧降の滝」まで380円、終点の「霧降高原」まで850円なので、途中の「隠れ三滝入口」までの運賃も乗車前に東武バスの案内で確認しておくと安心です。
徒歩の案内時間は滝へ向かう目安なので、見学や休憩、帰りの歩行時間を別に考えましょう。
片道約60分の案内をもとにすると、往復の歩行だけで約2時間かかります。
バスの乗車時間と滝での見学を加えると、日光駅からの往復には3時間程度を基本に、バスの待ち時間を別に見込んでおくと計画を立てやすくなります。
歩く速さや道の状態によって行程は変わるため、後に続く食事や列車の予定を詰め込みすぎないことも大切です。
冬季(12月〜3月)はバスの行き先が霧降の滝までに変わる
東武バスの霧降高原行きは毎年4月1日〜11月30日の季節運行で、12月1日〜3月31日は日光霧降スケートセンター経由の「霧降の滝」行きが運行されます。
隠れ三滝入口へのバスは冬季運休です。
訪問日を決めたら、東武バスの案内で運行区間と往復の時刻を確認してください。
「霧降の滝」と「隠れ三滝入口」は異なるバス停名なので、名前が似ていても同じ下車場所だと考えないようにしましょう。
日本語の目的地名とバス停番号、注意表示を確認する
日本語に不慣れな旅行者は、「マックラ滝」「隠れ三滝入口」の文字をスマートフォンに保存しておくと、行き先を確認するときに役立ちます。
東武バス日光の停留所は番号でも管理されており、「隠れ三滝入口」は99番、「霧降の滝」は97番なので、車内モニターの番号と照らし合わせると降り過ごしを防げます。
地図は出発前に保存し、現地の案内と照らし合わせながら歩きましょう。
東武日光駅前では「TOBU FREE Wi-Fi」が利用できるため、乗車前に地図や時刻表を端末へ保存しておくと便利です。
山道で見かける注意表示の例と、その意味を整理します。
| 表示の例 | 意味 | 取る行動 |
|---|---|---|
| 立入禁止 | その区域に入れない | 区域の外で見学 |
| 通行止め | その道は利用できない | 進まず案内を確認 |
| 足元注意 | 滑りや段差に注意 | 足元を見て慎重に歩く |
| 迂回路 | 別の経路への案内 | 案内された道を使う |

マックラ滝ハイキングの服装・持ち物とヤマビル対策
森の中を歩く準備では、歩きやすさに加え、雨や虫への備えも考えておきたいところです。
観光用の普段着で出発する前に、靴と肌の露出、持ち物を見直しましょう。
靴と持ち物は山道を歩く前提で選ぶ
足に合った滑りにくい靴を選び、荷物は両手が空くリュックにまとめると歩きやすくなります。
一般的なハイキングの準備として、飲み物や雨具は出発前に用意し、必要な物を途中で購入する前提にしないようにしましょう。
重ね着できる上着があれば、歩いているときと休憩するときの体感に合わせて調整できます。
滝周辺のトイレや売店をあてにせず、トイレは駅周辺などで済ませてから出発しましょう。
- 飲み物と携行しやすい食べ物
- 雨具と体温調整用の上着
- 保存した地図と予備の電源
- ごみを持ち帰るための袋
6月〜10月の雨天時や雨上がりはヤマビルに注意
隠れ三滝コースを含む霧降高原周辺のハイキングコースでは、特に6月から10月の雨天時やその翌日はヤマビルに注意が必要です。
ヤマビルは一般的に4月〜11月に活動し、山林の歩道やけもの道、シカやイノシシなどの野生動物が通る場所に多く生息しています。
ヤマビルは吸血するヒルなので、長袖・長ズボンを着用して上着の裾をズボンに入れることや、厚手の靴下にズボンの裾を入れること、長靴を履くことなどで対策しましょう。
市販のヤマビル用の忌避剤を靴や衣類に使う場合は、製品の使用上の注意に従って準備してください。
歩いている間も足元や衣類をこまめに確認し、同行者がいる場合は互いに見合うと気づきやすくなります。
吸血された場合は塩や虫除けスプレーなどをかけてすぐに取り除き、傷口をつまんで血を押し出してから水で洗い流しましょう。
かゆみやじんましんが続くときは、皮膚科の医師に相談しましょう。
マックラ滝周辺の森を歩くときの注意点とマナー
滝を目指す日は、歩けるルートと天候を確かめ、無理のない範囲で自然を楽しみましょう。
出発前の情報収集と、現地での判断の両方が大切です。
通行状況を確認してから出発
日光市観光協会などの案内で、ハイキングコースに関するお知らせを確認してください。
問い合わせ先は、滝やハイキングコースについては日光市観光協会(0288-22-1525)、バスについては東武バス日光の日光営業所(0288-54-1138)です。
過去の旅行記や地図と現地の案内が異なる場合は、現地の掲示や管理者の指示に従いましょう。
道が分からなくなったら、水音を頼りに森へ入り込まず、安全に戻れる範囲で来た道を確認してください。
雨や薄暗さを感じたら予定を見直す
一般に、濡れた石や木の根、落ち葉のある道では足元への注意が必要です。
強い雨、増水、視界の悪化などで不安を感じるときは、滝へ向かう予定を取りやめる判断も持っておきましょう。
日中に戻れる行程を組み、疲れた場合は同行者に伝えて、帰りの歩行に余力を残してください。
クマの出没にも備える
日光市はほぼ全域がクマの生息地とされ、4月から10月頃にかけて人家周辺などへの出没も多くなります。
山林に入る際は、クマ鈴やラジオなど音が出せるものを携行して、人がいることを知らせることが勧められています。
クマが活発に動く早朝や夜間の行動は避け、子グマであっても決して近づかないようにしましょう。
植物や周囲の人に配慮して過ごす
植物や苔を傷つけないよう道の範囲を守り、自然のものを採ったり、撮影のために枝を動かしたりすることは控えましょう。
食べ物の包装や飲み物の容器などは持ち帰り、休憩した場所に忘れ物がないか確認してください。
撮影や休憩で立ち止まる際は周囲を見て、ほかの人が通れるように配慮すると、互いに気持ちよく過ごせます。
まとめ:マックラ滝の行き方と準備のポイント
マックラ滝は、名前に残る森の薄暗さや全国でも珍しい北向きの流れに目を向けながら、日光・霧降高原の自然を歩いて味わえる場所です。
訪問前に霧降高原行きバスの運行期間(4月1日〜11月30日)と通行状況を確かめ、歩きやすい装備とヤマビルやクマへの対策を整えましょう。
滝を眺める時間と帰路の余裕を確保して、森の風景や水音を自分のペースで楽しんでください。









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